生成AI がもたらす 新時代の企業経営 ~金融業界が進む道のり

指数関数的な発展により、生成AI は世界に革命とも言える変化をもたらしています。生成AI 市場は急拡大、総務省の『情報通信白書令和5年版』によると、世界の生成AI 市場規模は2030年までに約14兆円に拡大すると予測されています。金融業界では、他業界に比べ早い段階からIT への取組みが進められてきました。生成AI もいち早く導入しており、国内外の金融機関では金融商品や顧客サポート、業務効率化と全方位での利活用が始まっています。金融業界は発展し続ける生成AI とどう向き合い、どうやって使いこなしていくか。生成AI の存在が当たり前になっていく世界での、金融業界のあり方を考えます。

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特集

2022年11月にChat GPTがリリースされて以降、生成AI市場が世界的に急拡大しています。今後、金融業界の生産性向上に大きく寄与すると考えられており、業務効率化や新たな価値創出を目指すうえで生成AIは欠かせない存在となるでしょう。
三菱UFJ 銀行は、すでに200を超える生成AIを活用したユースケースを発掘。生成AIを行員の「相棒」とすべく業務での利活用を積極的に推進し、新中期経営計画では生成AIを含むAI・データ基盤の強化を図り、300件を超えるAI案件支援を目指すとしています。三菱UFJ銀行における生成AI活用の現在とこれからについてお伺いしました。

企業を取り巻く環境が変化し、直面するリスクの複雑化・多様化が加速しています。スピーディな対応が求められるなか、監査役等による監査の実効性の向上への期待が高まっています。そこでKPMG米国は、2023年2~3月、世界19カ国・地域の監査委員会およびそれに準じる組織のメンバーを対象にオンラインアンケート調査「Audit Committee Survey 2023」を実施しました。この調査結果を受けて、KPMGジャパンは日本企業の監査委員会およびそれに準ずる組織の回答内容を英国と米国と比較する形で分析した「監査委員会に関する調査2023 - 日本と英国および米国との比較分析」を公開しました。
今回は、東京都立大学大学院 経営学研究科 教授 松田 千恵子氏をお招きし、調査結果について、コーポレートガバナンス、監査役等の業務負荷、経営人材育成、ESG、テクノロジーなどをテーマに監査役等のあり方を深掘りします。

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