日本の大学は今、かつてないほど多くの改革を求められています。産業界からは即戦力人材の育成を、政府からは国際競争力の強化と教育の質保証を、そして大学内部では、そうした外部要請への対応と財政再建が喫緊の課題です。一方、多くの社会人にとって大学は人生の通過点に過ぎず、その実態はほとんど知られていません。
本連載は、「大学教育とは何か」という根本的な問いを起点に、大学の内側にあるリアルとそれを取り巻く社会との関係を紐解き、両者のズレを可視化していきます。そして、大学を社会の公共財とするための、産業界と大学の関係再設計を考えます。
連載記事
特別対談
大学教育改革の理想と現実
今後の連載予定です(随時更新)。なお、各回のタイトルは予告なく変更する可能性があります。
また、各界の有識者との対談も予定しています。
第1回 | 日本の大学~世界と比較して見えてくる特異性 |
第2回 | 大学教育の今~社会の期待と大学の実践 |
第3回 | 大学教育の質~規制から評価とその限界 |
特別対談(1) | 学長に聞く「大学教育のリアル」 |
第4回 | 大学の社会連携~産学連携と地域連携 |
第5回 | 大学経営と教育改革~その構造的ジレンマ |
第6回 | 学生エンゲージメント~学生は大学教育をどう見ているか |
第7回 | 創造的思考~社会が切望する“未知に挑む力” |
第8回 | 大学教育の社会化~大学と企業、人材育成で手を組めるか |