株式市場では企業価値向上が求められており、新規上場時に期待される時価総額も年々高まっています。未上場段階から企業価値を高め、持続可能な経営を実現するには、資金調達、海外進出、M&A、ガバナンス強化など、長期的視野に立った戦略的な取組みが必要です。
あずさ監査法人は、「共に歩み、半歩先を照らす」伴走者として、豊富な知識と経験に基づき、企業価値向上を目指す企業を支援しています。監査業務とアドバイザリー業務を融合した包括的な体制として新設したグロース・サポート事業部を通じ、IPO監査と上場支援アドバイザリーを統合的に提供する体制を整えています。
これまでに培った数多くの上場準備プロジェクト支援実績を基盤とし、未上場段階から企業ニーズに応じた柔軟な対応を行います。具体的には、ガバナンス体制の整備・運用支援やディールアドバイザリーを含むサービスを展開し、上場準備から上場後を見据えた包括的なサポートを提供します。
企業価値向上の過程における課題
上場前、そして上場した後においても、企業価値の向上を目指して歩み続けるなかで、さまざまな課題を抱えています。我々は企業価値の向上を目指す企業とともに歩み、半歩先を照らすよう、ステージに合ったサービスを提供します。
貴社の課題に該当する番号に対応する「サポート内容」をご確認ください。
サポート内容
1. 準金商法監査(IPO監査)および金融商品取引法監査
株式上場するには証券取引所の規程により、申請期の直前2期間は金融商品取引法に準ずる監査が必要となります。上場後は金融商品取引法に基づく監査が必要となります。
2. IPOショートレビュー(短期調査)
まずIPOに向けて、経営管理体制や決算・会計方針に関する課題を幅広く洗い出す業務を行います。次に株式上場のための監査証明期間の前に重要な会計方針、会計処理、資産評価の実施状況、および表示区分について調査します。
3. 内部統制構築支援
内部統制報告制度に基づき、財務報告の信頼性を確保することを目的とした内部統制の構築をサポートするものです。対象範囲は、全社統制、決算・財務報告、業務プロセス、IT統制になります。上場後に求められる内部統制監査への対応がスムーズになります。
4. 会計制度構築支援 決算開示支援
制度会計において求められる会計方針の策定や、決算業務プロセスの構築の支援や制度会計で求められる開示書類の作成体制の構築を支援します。
5. 経営管理体制の整備・運用に関する支援
上場前から上場後までの幅広い経営管理体制の整備・運用に関する体制構築を支援します。社内規程の整備から予算差異分析、内部監査、コーポレートガバナンス・コードに対する支援、さらに資本コスト経営、ROIC経営等の導入まで支援します。
6. 上場関連PMO(計画策定支援・プロジェクト進捗管理・運営の支援)
上場を目指す企業の計画策定支援やプロジェクト進捗管理、運営を支援します。個別のタスクのみならず、タスク間の調整も含むプロジェクト全体の管理を適切に行うことが、上場準備において非常に重要となります。再上場や子会社上場に関する支援も可能です。
7. 証券引受審査・取引所審査対応等、申請支援
各種審査質問への回答支援、提出資料や上場申請書類の作成等の審査過程を支援します。
8. IFRS会計基準・USGAAP導入支援
海外市場での上場を見据えた米国会計基準(USGAAP)や国際財務報告基準(IFRS会計基準)による財務諸表の作成を支援します。
9. 海外での資金調達及び市場対応に関する支援
海外の投資家から資金を調達するグローバルオファリング対応や海外市場への上場対応を支援します。
10. ディールアドバイザリー
M&A戦略を進めるための、財務・税務デューデリジェンスから買収後の統合を効果的に進めるためのPMIを支援します。また持株会社設立等のその他組織再編も支援します。
11. サステナビリティ関連アドバイザリー
企業価値向上につなげるため、ESG(環境・社会・ガバナンス)の要素を含む自社のサステナビリティ課題の特定とその影響度の分析を支援します。
12. デジタルソリューション導入支援
データを利活用して業務改善や経営意思決定に役立てるための仕組みを支援します。
13. 税務アドバイザリー
海外のKPMGメンバーファームならびに国内の監査、税務およびアドバイザリーの専門家とともに、能力、知識および経験を集約し、税務サービスを横断的な観点から提供します。