IPOマーケットレポート(5/13~6/7)

東証グロースに2社の新規上場が行われました。

東証グロースに2社の新規上場が行われました。

1.直近のIPOの状況

上場日 会社名 事業内容 市場 主幹事 売上高 公開価格 初値
時価総額
監査法人 経常利益 初値
5/28 学びエイド インターネットによる教育サービスの企画開発・提供 東G SBI 501 970 2,882
三優 111 1,282
6/5 アストロスケールホールディングス スペースデブリ除去や人工衛星寿命延長、点検等の軌道上サービス事業 東G 三菱UFJMS 1,793 850 143,078
EY新日本 ▲9,314 1,281

※売上高・経常利益は、直前期の数値。また、単位は、売上高・経常利益・時価総額は百万円、公開価格・初値は円で記載。
※国際財務報告基準(IFRS®会計基準)により、財務諸表を作成している会社は経常利益に代えて税引前当期利益を記載。
※市場区分については、東G(東証グロース)を表示。

2.IPO市場の概況

東証グロースに2社の新規上場が行われました。

5月28日に東証グロースに上場した学びエイドは、オンライン教育サービス事業を展開しています。1コマ5分程度の短時間の授業映像を提供するサービス「学びエイド」を軸として、学習塾を対象とした教育コンテンツサービスと教育出版業界の事業者向けにコンテンツの映像化・配信を支援しています。映像制作に協力する指導力の高い講師とのネットワークを強みとし、7万以上のコンテンツを提供しています。利用する学生は、複数の講師から自分に合った映像授業を選択し、苦手な項目を繰り返し視聴することで、個別最適化された効率の良い学習が実現されています。また、小規模から大規模の塾の運営を効率化する生徒の学習管理機能を付加したサービスや、教科書のコンテンツを映像化するサービスを伸長させています。こちらの初値は公募価格を約32.2%上回りました。

6月5日に東証グロースに上場したアストロスケールホールディングスは、同社および連結子会社5社で構成され、スペースデブリ(宇宙ごみ)の除去や他の衛星に燃料補給する人工衛星を使うサービスを研究開発しています。宇宙を漂う物体に安全に接近して捕獲する「RPO技術」をコアとして、世界初のデブリ除去技術実証衛星「ELSA-d」やデブリ観測衛星「ADRAS-J」の打上げに成功しています。顧客はJAXA、米国宇宙軍、英国宇宙局などの政府系機関から研究・開発案件を受注しています。宇宙利用の拡大から増加するデブリの除去のほか、稼働中の衛星の燃料補給や軌道修正、故障機や物体の観測・点検サービスなどを計画し、2030年までの事業化を目指しています。なお、同社は2013年にシンガポールで創業し、2019年に組織再編により、同社がグループの持株会社となりました。こちらの初値は公募価格を約50.7%上回りました。

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3.市場別IPO社数(上場承認公表ベース:年初からの累計)

(6/7上場承認公表分まで)

合計 東証プライム 東証スタンダード 東証グロース その他
39社
0社 4社 35社 0社
シェア 0.0%
10.3% 89.7% 0.0%

4.初値騰落率(平均)の推移(直近2年間の四半期ベース)

IPOマーケットレポート(5/13~6/7)-1

※直近四半期(24年2Q)については、2024年6月7日時点の新規上場社数を記載し、初値騰落率については(初値-公開価格)/公開価格にて算出した、各四半期の新規上場会社の初値騰落率の平均値を記載。

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