IPOマーケットレポート(2/24~3/7)

東証グロースに1社が新規上場しました。

東証グロースに1社が新規上場しました。

1.直近のIPOの状況

上場日 会社名 事業内容 市場 主幹事 売上高 公開価格 初値
時価総額
監査法人 経常利益 初値
2/28 TENTIAL リカバリーウェア「BAKUNE」をはじめとしたコンディショニングブランド「TENTIAL」の運営 東G 野村 5,409 2,000 18,345
ESネクスト 477 2,600

※売上高・経常利益は、直前期の数値。また、単位は、売上高・経常利益・時価総額は百万円、公開価格・初値は円で記載。
※国際財務報告基準(IFRS®会計基準)により、財務諸表を作成している会社は経常利益に代えて税引前当期利益を記載。
※市場区分については、東G(東証グロース)を表示。

2.IPO市場の概況

東証グロースに1社が新規上場しました。

2月28日に東証グロースに上場したTENTIALは、生活の健康を支える商品を開発・販売するコンディショニングブランド事業を展開しています。遠赤外線の輻射効果を持つ特殊繊維を使用し、着用時の睡眠の質を向上させることを目的としたナイトウェア「BAKUNE」シリーズは、2024年12月期の売上高の8割以上を占める主力商品として成長しています。 2019年に靴のインソールからブランドを立ち上げ、普段着ラインの「MIGARU」シリーズや、着用時の歩きやすさを追求した「リカバリーサンダル」等、幅広く展開しています。マーケティングからECサイトの運営、カスタマーサクセスまで内製化し、収益性を最大化するバリューチェーンを構築し、自社チャネルを中心とした販路を構築することで高い粗利率を実現しています。また、同社製品は一般医療機器として認可され、大学との共同研究や企業での実証実験を通じてエビデンスを取得しています。公募による調達の資金使途は、ブランド投資における広告宣伝費に充当する予定です。上場日時点の会社発表によると、2026年1月期(予想)は、既存顧客からのギフト需要の拡大などを見込み、売上高16,973百万円、経常利益は1,602百万円となっています。こちらの初値は公募価格を30.0%上回りました。

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3.市場別IPO社数(上場承認公表ベース)

(3/7上場承認公表分まで)

合計 東証プライム 東証スタンダード 東証グロース その他※
18社 1社 2社 13社 2社
シェア 5.6% 11.1% 72.2% 11.1%

※その他:名証ネクスト、福証Qボードの集計



4.初値騰落率(平均)の推移(直近2年間の四半期ベース)

IPOマーケットレポート(2/24~3/7)

※直近四半期(25年1Q)については、2025年3月7日時点の新規上場社数を記載し、初値騰落率については(初値-公開価格)/公開価格にて算出した、各四半期の新規上場会社の初値騰落率の平均値を記載。

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