業務改革・DXを成功させるために
テクノロジーは、戦略策定からデリバリーに至るまでの業務全般を変革することができます。先進的なテクノロジーを活用することでデジタルトランスフォーメーション(DX)を加速させ、ビジネス上の競争優位性を保つことができます。一方で、サイロ化した旧来型のテクノロジー、業務プロセスや組織モデルは、戦略目標達成の妨げとなります。
業務改革・DXを実現し、その成果を最大化するためには、正しいアプローチが不可欠です。
業務改革・DXを成功させている企業は、次のような難しい質問を現場やマネジメントに問いかけています。
- 自社の業務機能は個別最適化を目指したが故にサイロ化が進み、マニュアル作業が多いことから、時間がかかっており、効率化の余地があるのではないか?
- サイロ化した旧来型のテクノロジーが原因で、間違ったビジネス上の行動が起きていないか?
- 現在使用しているテクノロジーが何かの足かせとなっていないか?
- 旧来型のテクノロジーが原因で利益損失が生じていないか?
- ビジネス上の価値を生み出すためにデータを利活用できているか?
- これまでの業務改革・DXへの取組みはなぜ成功しなかったのか?
KPMG Powered Enterpriseはクライアントの業務機能の改革・DXに必要な各種ソリューションを提供しており、上記の質問に対する答えを導き出す際の手助けとなります。そしてKPMG Powered EnterpriseにはKPMGが有する業務機能に関する深い知見が集約されておりさまざまな要素・視点から整理されたオペレーティングモデルと包括的なソリューションが含まれています。そのため「ベストプラクティス」を迅速かつ低リスクで組み込み、サステナブルな業務改革・DXを実現するとともに旧来型のアプローチで見られるプロジェクト上の落とし穴の多くを回避することができます。
KPMG Powered Enterpriseの構成要素
KPMG Powered Enterpriseは、KPMGのTarget Operating Model (TOM)、Powered Technology、Powered Evolutionから構成されます。これらのソリューションを組み合わせることにより、クライアントのビジネスのスピード、レジリエンス、そして競争力を向上させ、目指すべき未来を実現することができます。
TOMは、業務プロセス、人材、サービス提供モデル、テクノロジー、パフォーマンス・インサイト&データ、ガバナンスという6つの要素から構成されており、目指すべき業務機能をデザインする際に役立ちます。またKPMGは世界の大手SaaS企業と協力し、先進事例を反映させた事前構築済のアセットとメソッドをPowered Technologyとして用意しているため、AI活用および高度な自動化も含め、業務改革推進を支援することが可能です。
Powered Evolutionは、最初のトランスフォーメーションプロジェクトの完了後もクライアントの支援を継続するためのサービスです。クラウドやサブスクリプション型のテクノロジーの特徴は、常に変化し続けるということです。ベンダーによって新しい機能が提供された場合、または組織変更が行われた場合には、必要とされる変更対応を支援し、TOMを最新の状態にします。
1.KPMG Target Operating Model
業務改革・DX推進に不可欠な業務オペレーションの把握
TOMは該当業務に対する包括的なデザインフレームワークであり、先進事例を含むKPMGの知見が組み込まれた標準業務モデルです。TOMを活用することで、包括的な観点から業務改革・DXを推進できます。
2.KPMG Powered Technology
テクノロジーの効果的な活用
KPMGは業務改革・DXを実現するため、TOMを実装したSaaSソリューション、AIや高度な自動化等を含む先進テクノロジー 、そして実績のあるメソドロジーを提供します。これにより、より大きな価値創造、より迅速な対応、そしてリスクの緩和を支援します。
3.KPMG Powered Evolution
継続的な支援
KPMGは定期的に更新されるTOMとPowered Technologyを活用し、業務改革・DXを継続するためのマネージドサービスを提供することにより、明確な市場優位性の確立を支援します。
業務改革・DX推進を支援するPoweredソリューション
KPMG Powered EnterpriseはTOMとPowered Technologyを組合せ、あらゆる業務領域、主要インダストリー、および主要テクノロジープラットフォームに対して最適化されたソリューションを提供します。
全社に渡る業務改革・DX
Tailored for industry specific requirements
業務改革・DXに関する新たなインサイト
業務改革・DXに対する新たなアプローチ
最新のPowered Technologyを活用した導入方法論は、プログラムマネジメント、バリューマネジメント、チェンジマネジメントという3つの主要領域にフォーカスしています。
KPMG Powered Enterpriseは、以下の点でクライアントを支援します。
› 成果重視の業務改革
› 従業員が継続的な変化を受入れるための準備
› 変化するニーズに対応するためのアジャイル機能の構築と改善
› 価値および業績向上のため、先進テクノロジーの最大活用
› マネージドサービスを通じた継続的な改善と成長の実現
› サービス提供とデータマネジメントの最適化による競争力の強化
Powered Execution Suite
プログラムマネジメント | バリューマネジメント | チェンジマネジメント
構想策定
主要なステークホルダー間で共有可能なTOMに関するビジョンを調整および策定
検証
KPMG Powered Enterpriseのアセットとして事前に準備されているTOMの適用可否を検証し、差分などを文書化
構築
アジャイル方式でテクノロジーソリューションを含むTOMの各レイヤーを実装、構築およびテスト
展開
ソリューションおよび関連するコンポーネントを展開し、TOMを実装
継続的な変革
本番稼働後の支援、結果分析、プロジェクト完了手続きを実施し、必要に応じてKPMGのマネージドサービスプログラムへ移行
KPMG Powered Enterpriseのアジャイル導入
KPMG Powered Enterpriseはアジャイル型の業務改革アプローチを提供します。私たちにとってアジリティとはマインドセットであり、同時に業務改革を実現するための手段でもあります。
アジャイル型の手法で企業のケイパビリティを構築していくことにより、業務改革の過程において変化するニーズに柔軟に対応し、新しい価値の源泉を産み出すことが可能になります。 そのためKPMG Powered Enterpriseのアジャイル型アプローチを活用すれば、業務改革のスピードを加速させ、トランスフォーメーションが産み出す価値を向上させることが可能です。
世界的に有名なScaled Agileのゴールドパートナーとして、私たちはアジャイル型アプローチの活用およびスケーラブルでアジャイルな業務改革の推進を支援します。
クライアント事例
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