ASBJ、中間と四半期の会計基準等を統合した期中財務諸表に関する会計基準等を公表
企業会計基準委員会(ASBJ)は、2025年10月16日に企業会計基準第37号「期中財務諸表に関する会計基準」等を公表しました。
企業会計基準委員会(ASBJ)は、2025年10月16日に企業会計基準第37号「期中財務諸表に関する会計基準」等を公表しました。
Article Posted date
05 November 2025
本会計基準等の概要
本会計基準等は、中間財務諸表と四半期財務諸表の会計基準等を統合した「期中財務諸表に関する会計基準」等です。
上場会社および財務諸表利用者から、中間決算と四半期決算は同じ会計基準等に基づいて行うべきであるとの意見が聞かれていたことを踏まえたものです。
基本的に、従来の中間財務諸表と四半期財務諸表に関する取扱いを引き継ぎますが、企業の報告の頻度(年次、半期、または四半期)によって、年次の経営成績の測定が左右されてはならないとする原則を採用し、期中財務諸表の有価証券の減損処理と棚卸資産の簿価切下げ方法については、期中洗替え法を原則とします。
2026年4月1日以後開始する年度の最初の期中会計期間からの適用とし、早期適用は定められていません。
適用初年度において遡及適用は要求されず、最初の期中会計期間から将来にわたって適用することが求められます。
PDFの内容
- 本会計基準等の概要
- 期中会計基準等の概要
- 適用時期および経過措置
執筆者
会計・開示プラクティス部
テクニカルディレクター 荒井 謙二
マネージャー 梶原 万基乃