引当金―的を絞った改善(IAS第37号)-IFRS-ICニュース

IFRS解釈指針委員会ニュース -「引当金―的を絞った改善(IAS第37号)」については、2023年11月のIFRS-IC会議において新規に取り上げられました。

IFRS解釈指針委員会ニュース -「引当金―的を絞った改善(IAS第37号)」については、2023年11月のIFRS-IC会議において新規に取り上げられました。

委員会は、IASBの「引当金―的を絞った改善」プロジェクト(以下、本プロジェクト)を議論しました。本プロジェクトでは、IAS第37号「引当金、偶発資産及び偶発負債」(以下、「IAS第37号」)に3つの的を絞った改善を行うことを検討しており、そのうちの1つは、引当金の認識要件にも影響することになる、企業が過去の事象の結果として現在の義務を有するための要求事項です。

2023年11月の会議で、委員会のメンバーは、IASBから諮問を受けた次の点に関するインプットを提供しました。

  • IAS第37号における「現在の義務」の認識要件に関連した要求事項及び設例に対して考え得る修正についての初期的な指摘
  • 企業の活動の測定値(例えば、収益又は炭素排出量)が所定の閾値を上回る場合に支払うべきコストについて、どのような場合に企業が現在の義務を有するのかを定めるIAS第37号適用上の要求事項に閾値を追加すべきかどうか

IASBは、今後の議論において、今回のインプット及び他の関係者からのインプットを考慮する予定です。

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