国際会計基準審議会、情報要請「IFRS第9号の適用後レビュー(減損)」を公表
国際会計基準審議会(以下、IASB)は2023年5月30日に、情報要請「IFRS第9号の適用後レビュー(減損)」を公表しました。本情報要請に係るコメント期限は2023年9月27日です。
国際会計基準審議会は、情報要請「IFRS第9号の適用後レビュー(減損)」を公表しました。本情報要請に係るコメント期限は2023年9月27日です。
Article Posted date
12 June 2023
本情報要請のポイント
- 本情報要請は、IFRS第9号「金融商品」の減損に関する適用後レビューの第1フェーズの結果を受けたものです。本情報要請等により収集した情報に基づき、第2フェーズでは基準書適用の効果の検討と発見事項のとりまとめを行い、今後の計画を策定することが予定されています。
- 第1フェーズでの検討の結果、減損の要求事項の実務への適用について、基本的には一定の評価がなされました。他方で、基準要求に対する一定の実務上の困難さや懸念を示すコメントが寄せられました。
- IFRS第9号については、分類及び測定について適用後レビューが完了しており、本情報要請では減損規定のみを対象としています。また、ヘッジ会計について別途適用後レビューが行われる予定です。
- 10項目の情報要請がなされており、コメント期限は2023年9月27日とされています。
PDFの内容
- 適用後レビューにおける情報要請とは
- 第1フェーズで寄せられたコメント
- 今回の情報要請の内容
執筆者
会計プラクティス部
シニアマネジャー 榎本 洋介