デリバティブ契約に対する保証(IFRS第9号)-IFRS-ICニュース

IFRS解釈指針委員会ニュース -「デリバティブ契約に対する保証(IFRS第9号)」については、2023年10月のIASB会議において審議された内容を更新しています。

IFRS解釈指針委員会ニュース -「デリバティブ契約に対する保証(IFRS第9号)」については、2023年10月のIASB会議において審議された内容を更新しています。

概要

委員会は、第三者である二者間のデリバティブ契約に対して、企業が行った以下の保証を金融保証契約として会計処理するか、デリバティブ契約として会計処理するかについて質問を受け取りました。
  • 企業は、保証の保有者に対し、デリバティブ契約の他方の当事者のデフォルト時に発生する実際の損失(クローズアウト額まで)を負担する。
  • クローズアウト額は、デフォルト直前のデリバティブの残りの契約上のキャッシュ・フローの評価に基づいて算定される。

ステータス

委員会は、2023年3月の会議で審議しましたが、質問された事項は一般的なものではなく、かつ、当該事項が生じる場合でも金額に重要性がないことが示唆され、広範な影響や重要性がある影響は想定されないため、本件に対処するための基準設定プロジェクトを作業計画(アジェンダ)には追加しないことを決定しました。

本アジェンダ決定の内容は、IASBの2023年10月の会議を経て確定しました。アジェンダ決定の詳細についてはASBJのサイトに公開されている、IFRIC Update(2023年9月)への補遺をご参照ください。

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