IFRS第17号・第9号の適用に関する保険会社の最初の見解

新基準の潜在的な影響が現れ始めます。

新基準の潜在的な影響が現れ始めます。

KPMGインターナショナルのメンバーファームであるIFRGは「Insurers' initial views – IFRS 17 and IFRS 9」を公表しました。

多くの保険会社やアナリストは、IFRS第17号 「保険契約」 及びIFRS第9号 「金融商品」 を有益な会計方針の変更として、IFRS第4号 「保険契約」 よりも優れた比較可能性を提供し、資産・負債の測定モデルを整合させ、財務諸表におけるより明確な表示と開示を行う会計基準として歓迎している。また、IFRS第17号により透明性が向上し、企業評価は時間とともに増加する可能性があるとの見方もある。

保険会社の見解をより詳細に検討するために、IFRS第17号及びIFRS第9号の潜在的な影響に関して世界中の26の保険会社から提供された情報を分析した。この情報は、投資家向け説明会の一環として、及び/又は四半期毎もしくは半期毎の報告書 (該当する場合) の一部として共有された。

KPMGの分析では、保険会社が以下を期待していることを強調した。

  • IFRS第17号は重要な影響を及ぼすが、主に会計方針の変更である。
  • IFRS第17号及びIFRS第9号の下では、損益計算書における会計上のミスマッチ及び関連する変動は大幅に減少する
  • 新基準は企業の戦略や配当能力に影響を与えない。
    (分析結果は「Insurers' initial views – IFRS 17 and IFRS 9」を参照)

 

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