After/Withコロナ時代の企業経営

―未曾有の危機を乗り越える

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的流行は未だに続いているものの、一部国家・地域でワクチン供給が開始されたことで、終息への兆しが見え始めました。
1年に及ぶコロナ禍中で、2019年3月末の決算発表では事業環境が不透明であることを理由に業績予想を開示しない企業が相次ぎましたが、年末年始にかけて2020年の業績を上方修正する企業も出てきました。
直面するコロナ禍にどのように対応し、事業環境の変化をいかに戦略に取り込んでいくのか。日本を代表する企業に企業経営・戦略についてお伺いします。

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VOL.47/2021年3月号の特集

リアル・セクター×ITで価値創造 日立製作所にユニークな競争力が生まれる理由

コロナ禍はグローバルサプライチェーンを築き上げた製造業にも大混乱をもたらし、数多くのメーカーに大きな経済的損失を与えています。2021中期経営計画で環境領域への積極的な投資と、新たな経営管理指標の導入を決定した日立製作所もまた、大きな影響を受けた一社です。しかし日立製作所は、2021中期経営計画に掲げた戦略も資本配分の方針も「変えない」と明言しました。コロナ禍によって外部環境が大きく変化しても、戦略を変えずにいられるのはなぜでしょうか。
「After/Withコロナ時代の企業経営」シリーズ第3回は、戦略と財務の一体化を目指す日立製作所の代表執行役執行役専務CFO兼財務統括本部長 河村芳彦氏に、日立製作所の投資戦略と事業ポートフォリオ戦略などについてお話を伺いました。

特集のインタビュアー

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