After/Withコロナ時代の企業経営

―未曾有の危機を乗り越える

2020年、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的流行を受けて、世界経済と人々の生活が大混乱となりました。慣習化した制度やルールが破壊され、COVID-19とともに歩むべく、経済活動も働き方も大きく変化したのです。しかし、この変化はまだ終わっていません。現在進行形で、多くの企業が事業戦略の抜本的な見直しに迫られています。そこで本シリーズでは、直面するコロナ禍にどのように対応し、どのように危機を乗り越えていくのか、日本を代表する企業の戦略をお伺いします。

VOL.46/2021年1月号の特集

自己改革を社会改革へ、クライアント改革に範を示す自己改革の覚悟

多くの企業がコロナ禍で苦しい経営を迫られるなか、富士通は2020年、大規模かつドラスティックな自己変革プロジェクト「Work Life Shift1」「フジトラ2」を相次いで打ち出しました。ニューノーマルにいち早く適応し、新しい働き方、新しい企業のあり方を模索する富士通は今、何を成し遂げようとしているのでしょうか。
「After/Withコロナ時代の企業経営」シリーズ第2回は、エンジニア出身で多様性への取り組みを積極的に推進している執行役員常務グローバルソリューション部門デジタルインフラサービスビジネスグループ長の島津めぐみ氏、富士通のDX改革を牽引する執行役員常務CIO(最高情報責任者)兼CDXO(最高デジタル変革責任者)補佐である福田譲氏にお話を伺います。

インタビュアー=阿久根 直智 KPMG FAS 執行役員 パートナー 

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