国際会計基準審議会、「会計方針の開示(IAS第1号及びIFRS実務記述書第2号の改訂)」を公表
国際会計基準審議会は、2021年2月12日、「会計方針の開示(IAS第1号及びIFRS実務記述書第2号の改訂)」を公表しました。本基準書は公開草案(ED/2019/6)(2019年8月1日公表)について寄せられたコメントを踏まえ、審議を重ねた結果として公表されたものです。
国際会計基準審議会は、2021年2月12日、「会計方針の開示(IAS第1号及びIFRS実務記述書第2号の改訂)」を公表しました。本基準書は公開草案(ED/2019/6)...
Article Posted date
22 February 2021
ポイント
本基準書は、財務諸表の主要な利用者に対してより有用な情報を提供するように会計方針の開示を改善するため、IAS第1号「財務諸表の表示」及びIFRS実務記述書第2号「重要性の判断の行使」に関して、以下の改訂を行っています。
- IAS第1号の改訂により、開示しなければならない重要性のある会計方針かどうかを企業が判断するためのガイダンスが提供されています。
- IFRS実務記述書第2号の改訂によりは、重要性の概念を会計方針の開示に適用する際に参考となる設例が提供されています。
IAS第1号の改訂は、2023年1月1日以後開始する事業年度に有効であり、早期適用が認められます。
PDFの内容
I. 改訂の経緯
II. 改訂の概要
III. 移行措置及び適用日
参考情報へのリンク(外部サイト)
執筆者
有限責任 あずさ監査法人
会計プラクティス部
シニアマネジャー 桑田 高志