Insurance - IFRS第17号「保険契約」への移行~2018年2月のTRGでの議論~
保険契約の新しい基準書であるIFRS第17号に関連する、多くの重要な解釈上の疑問が市場関係者から寄せられています。
保険契約の新しい基準書であるIFRS第17号に関連する、多くの重要な解釈上の疑問が市場関係者から寄せられています。
Article Posted date
19 February 2018
IFRS第17号の解釈をサポートし、実務における多様性を軽減すべく、IASBはTRG(Transition Resource Group)を設置しています。TRGの実質的な初回の会議が2018年2月に行われました。
TRGは基準設定主体ではありません。TRGという公式の会議の場を設定することで、市場関係者が解釈上の疑問点に関する協議を捕捉できるようにすることを目的としています。
2018年2月のTRG(Transition Resource Group)での議論
TRGは主に以下のテーマについて議論しました。
- 単一保険契約からの構成要素の分離
- 年次更新契約に係る契約の境界線
- 保有する再保険契約に係る契約の境界線
- 契約の当初認識時に支払った新契約費
- カバー単位の設定方法
- 公正価値アプローチを適用する際の新契約費
PDF(日本語:174kb)では、2018年2月のTRGでの議論について、まとめています。
Next steps
IASBにはTRGでの議論結果が報告される予定です。これにより、IASBは、議論された解釈上の疑問について対応すべき事項(があれば)を決定することが期待されます。
次回のTRGの会議は2018年5月2日です。