KPMGインターナショナルは、このたび、四半期調査レポート「Global AI Pulse 2026 Q3」を発行しました。本調査では、20の国・地域・管轄にわたる2,100人超のシニアリーダーの回答をもとに、企業がAIの次のフェーズにどのように向き合っているのかを分析しています。
AI活用が本格化するなか、企業の関心は導入そのものから、AIを安全かつ効率的に運用するための仕組みづくりへと移っています。AIモデルのガバナンス、セキュリティ、利用管理、コスト管理をどのように実現するかが重要なテーマとなっています。
本調査によると、企業の競争力を左右する要因は、AIの導入率ではなく、AIを事業運営に定着させ、その価値を継続的に創出できるかどうかにシフトしています。
Key highlights
AI活用の成熟度格差は縮小しつつあります。
AI活用の成熟に伴い、AI管理基盤の整備が進む
AI活用による投資対効果(ROI)を確立している企業の86%は、部門横断または全社レベルでAIを統制・管理するための正式な管理基盤を整備しており、そのうち65%は全社規模で運用しています。一方、AI活用が検証段階にある企業では、同様の管理基盤を整備している割合は31%にとどまり、全社展開している企業は10%に過ぎません。
Global AI Pulse Q3 2026の主な調査結果
- AIを全社的に活用するために必要なガバナンス基盤(統制、説明責任、運用管理)をどのように整備しているか
- 地域間のAI成熟度格差が縮小する背景と、実行力・管理能力の重要性の高まり
- サイバーセキュリティ、モデル主権、AIプロバイダーへの依存を、事業継続性やレジリエンスに関わる重要課題として企業がどのように捉えているか
- AIコストとビジネス成果を結び付けて管理することがなぜ重要になっているのか、また企業がどの程度それを全社的に実践できているのか
Global AI Pulseシリーズ
Global AI Pulse 2026 Q3(英語)
Learn how organizations are successfully managing AI at scale.
調査概要
「Global AI Pulse」は、Cクラスおよびビジネスリーダーの視点を集めた、四半期ごとのグローバル調査です。本調査では、AIの導入状況、直面する課題、ビジネスへの影響を分析し、業界や地域を横断してAIがどのように進化しているのかを把握するため、タイムリーなインサイトを提供します。