サプライチェーンマネジメントは事業側が主体となって運営するものですが、全社的な効率運営の観点、リソース配分の最適化の観 点などから本社側にもサプライチェーン管理組織を置く企業は少なくありません。近年、サプライチェーンリスクへの対応、ESGへの対 応、グローバルでのタックスマネジメントの必要性などから、グループ全体のサプライチェーンを管理することの重要性が高まっており、サプライチェーン管理機能に対する役割期待も変化してきています。
KPMGは、クライアント企業のグローバルサプライチェーン管理のあるべき姿を定義し、本社と事業の役割分担を明確化したうえで本社組織のミッション、KPI、実行施策のロードマップを含んだ組織構想を策定します。また、必要に応じて組織の立上げ期の運用を支援し、確実な効果創出に貢献します。
地政学上の不確実性や複数のFTA/EPAの発効、世界的なESG経営への要請の高まりなど、企業のサプライチェーンにおける管理 対象は拡大しています。サプライチェーン管理はもはやCEOアジェンダであり、グループ全体として管理していく必要があります。
サプライチェーン管理組織の重要性
サプライチェーンマネジメントは事業側が主体となって運営するものです。一方でグループ本社には、各事業が個別に最適化したサ プライチェーンに対し、全社的な効率運営の指針の提示や全社共通的なリソースの配分・調整などにより、グループ全体のサプライ チェーン運営最適化のためのガバナンスが求められます。 さらに、近年関心が高まっている地政学リスクやESGへの対応は、サプライチェーンの再編、事業構造の転換や追加投資など経営 判断を伴うイシューであり、グループ本社としてのサプライチェーン管理機能の重要性がますます高まっています。
本社におけるサプライチェーン管理機能例
グローバル本社におけるサプライチェーン管理組織の役割は、事業のサプライチェーンマネジメントに対する統制機能です。 グループ経営としての統制(グループ・ガバナンス)と機能ごとの統制(オペレーション・ガバナンス)があり、全社グローバル最適の 観点から戦略・方針を示すとともに、各事業のサプライチェーンマネジメントの運営をモニタリングし、適宜改善を促す役割を担います。
KPMGのアプローチ
KPMGでは、グローバル本社におけるサプライチェーン管理組織の立上げを以下のアプローチで支援します。 企画フェーズでは、サプライチェーンマネジメントの現状を把握、会社の目指す姿を明確化し、本社側のサプライチェーン管理組織 の役割を定義します。 運営準備フェーズでは、会社の目指す姿に対して実施すべき施策を明確化し、関係者と調整して実行計画を策定します。 改革推進フェーズでは、必要に応じて組織の立上げ期の運用を支援し、組織活動による効果創出に貢献します。