本観戦者調査は、Jリーグが主体となり継続的に実施している調査であり、2025シーズンも開幕期、ゴールデンウィーク期、夏休み期、終盤期の計4回にわたり調査を行いました(2025シーズンにおける総回答者数:延べ191,686人)。
本レポートでは、J1・J2・J3の全60クラブを対象に、ファン・サポーターの目線からスタジアム観戦体験を評価・分析し、その実態を可視化しています。観戦歴や来場頻度の異なる多様な観戦者の声をもとに、Jリーグにおける観戦体験の特徴や変化を明らかにするとともに、2025シーズンから新たに調査を開始したホームタウンへの貢献に関する示唆も紹介します。
本レポートが、クラブやリーグのみならず、ファン・サポーター、パートナー企業、行政・自治体など、Jリーグにかかわるあらゆるステークホルダーの対話を促し、さらなる価値向上につながるきっかけとなれば幸いです。
レポート全文を掲載したPDFは、こちらからダウンロードできますので、ご覧ください。
※ウェブページは本調査結果の抜粋となっております。
観戦満足度を高めていたのは、試合の勝敗だけでなく「スタジアムならでは」の体験
スタジアム観戦に対する満足度は観戦頻度やカテゴリを越えて高いことがわかりました。調査からは、観戦歴頻度の違いやカテゴリごとにファン・サポーターのスタジアム観戦に対する目的や楽しみ方がさまざま存在することが見えてきます。リーグ全体でその期待に応えることが出来ていることが、観戦評価の高さに繋がっていると考えられます。
なお、本レポートでは、ファン・サポーターを以下のように分類し、分析しています。
- コア:よくスタジアム観戦するファン・サポーター(2024年-2025年のスタジアム観戦回数4回以上)
- ライト:気軽に観戦を楽しむファン・サポーター(同3試合以下)
【スタジアム体験の満足度】
【観戦体験ごとの総合満足度との相関係数(上位項目)】
観戦スタイルやカテゴリが違っても、さまざまな観戦の楽しみ方がある
コア層は自発的な購入・情報収集を背景に、応援を目的とした観戦が習慣化していることがわかりました。ライト層は招待や誘いなどのきっかけで来場し、試合観戦やスタジアム体験を楽しむ傾向が見えています。また、カテゴリによって、コンテンツ(試合・選手)起点や関係性(招待・誘い)起点など、楽しみ方の違いもあることが見えてきました。
【スタジアムでの楽しみ方や注目ポイントの傾向】
国立開催は、これまでスタジアムへ足を運ぶ機会が少なかった人たちとの、新たな接点
MUFGスタジアム(国立競技場)でのJリーグ開催は、ファン・サポーターにとって特別なイベントであるだけでなく、新たなスタジアム観戦体験を生み出す機会となっています。調査結果からは、アクセスの良さや快適な観戦環境が高く評価される一方で、臨場感や応援体験の満足度もホームスタジアムと同等であることが見えてきました。
国立開催は、これまでサッカー観戦に足を運ぶ機会が少なかった層との接点を創出し、Jリーグの新たな観戦需要を広げる可能性を示唆しています。
【ホーム開催と比較して、国立開催で高く評価された観戦体験】
地域から高く評価されるクラブには、共通する考え方がある
評価の高いクラブは、ホームタウン貢献を単なる“活動”ではなく、地域が抱える課題にクラブならではの提供価値を活かして取り組んでいることがわかりました。
PDFでは、クラブごとの背景や強み、地域特性を活かした各クラブの具体的な取組み事例を紹介しています。
【ホームタウンに根差し、ファンから愛されるクラブに共通する3つの考え方】
クラブを応援することは、クラブだけでなく、地域の未来を応援することにも繋がる
調査を通して、クラブのホームタウンへの貢献と、ファン・サポーターの関心度の高まり、ロイヤルティの高まりは同じ循環のなかにあり、その循環が力強く回ることで、クラブの成長だけでなく、地域を元気にする力も高まっていく可能性があることが示唆されました。
【クラブ、地域、ファン・サポーターが生み出す循環】
調査結果をより詳しくまとめたPDFでは、本ページで紹介したKey Insightsの背景となるデータや分析結果に加え、観戦体験の実態や特徴、地域とのつながりに関する分析結果をご確認いただけます。ぜひご覧ください。