企業経営において、人的資本への関心が高まっています。企業が人的資本経営を推進するためには、経営/事業戦略と連動した人材戦略を実践することが重要です。さらに、ステークホルダーに対して自社の人材戦略とその投資対効果を説明することが求められます。
KPMGは、このような人材戦略の実現に向けて、戦略の策定から実行までを一貫して支援します。
ステップ1:経営/事業戦略を踏まえた人材ポートフォリオ策定
まず、人材ポートフォリオ策定に向けて、事業ポートフォリオ(PF)の現状と目指す姿を確認します。重点事業の方針を踏まえ、特に強化すべき機能を確認し、重点事業の強化に向けたコンセプトを設定します(現状)。そして、各機能のコンセプトを人材タイプに落とし込みます(目指す姿)。
ステップ2:人材要件定義とギャップ把握
人材要件定義とギャップ把握を行います。ステップ1で設定した各人材タイプについて、具体的な人材要件(質)と、将来の推計業務量に基づく理想人数(量)を検討します。また、現状についてアセスメント等により状況を把握し、現行と理想の人数のギャップを適合度別に可視化します。
ステップ3:ギャップ解消策の検討
ステップ2で把握したギャップの解消策を検討します。まず、ギャップ解消に向けて、人材獲得、育成、配置等、人材マネジメント方針を策定します。策定した方針に基づき、具体的な施策への落とし込み・設計をしたうえで、各施策の実行状況を確認するためのモニタリング指標を検討します。
人的資本に関するサービス概要
KPMGでは、人的資本経営の各実践ステップの支援から、人的資本情報の開示にあたっての人事課題の解決までトータルにサポートが可能です。企業のパーパス・理念、戦略実現に向けた人的資本のあるべき姿を目指した人的資本経営の実現を支援します。