人材の管理は、長らく人件費管理を中心とした一企業で完結したオペレーショナルな人事労務管理がメインテーマでした。しかし、近年はサステナビリティ経営への関心の高まりを背景に、人材は企業のグループ全体にわたって主要な投資対象(=人的資本)となっています。
KPMGは、人的資本経営に関する支援の実績や各国の個人データ保護規制・手続きに関する知見、およびSAP SuccessFactors HXM Suiteに対する深い理解を組み合せることで、企業の人事業務の改革・高度化を支援します。
企業規模の拡大とともに拡張可能な人事システム基盤
最も基本的な人事システムとは、一企業の給与計算など従業員の雇用に最低限必要な事務作業を支援するバックオフィスツールです。しかし、ビジネスが地域から国内全域、海外へと拡大する過程において、人事システムの管理対象である人材も多様性を広げながら拡大していきます。すなわち、従業員の個人情報をはじめ、評価や経歴、能力、個性など多様な人事データを網羅した、国内外のグループ企業を横断するグローバル統合人材システムの整備が必要とされるのです。
KPMGは、グローバルな統合人材スイートであるSAP SuccessFactorsを活用し、人材リソースを企業活動に貢献できる形へと変革させる仕組みづくりを支援します。
【SAP SuccessFactorsの導入効果】
KPMGが提供するSAP SuccessFactors関連サービスの概要
エンドツーエンドのオファリングサービス
【Strategy and Planning】
Next SAP HXMアセスメント | SAP ERP HCM(Human Capital Management)ユーザーに向けて、システムの現状分析を実施します。KPMGのSAP HXM(Human Experience Management)のスペシャリストの観点を踏まえ、企業の将来像においてSAP S/4HANA® HCM、あるいはSAP SuccessFactorsのいずれが適切なのか、アセスメントを行います。 |
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構想策定支援、To-Be業務設計 | KPMGのSAP HXMのノウハウを踏まえ、企業の業務とシステムの課題を分析し、構想策定支援を行います。 各プロセスに対するシェアードやBPOの適用検討、人的資本経営におけるKPIの整備実装も支援します。 |
実現性検証/概念実証(PoC) | 企業の業務課題に対し、SAP SuccessFactorsの新しい機能がどのような効果をもたらすのかを検証します。 |
【Implementation and Migration】
SAP SuccessFactorsコアHRシステム導入 | KPMGの豊富なアセットを用いて、将来的なタレントマネジメントやグローバル拡張を考慮したコアHR(人事給与機能)システムの導入支援を行います。 |
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SAP SuccessFactorsタレントマネジメントシステム導入 | SAP SuccessFactorsの多様なタレントマネジメントの各機能についてアセットを準備し、継続的な運用を考慮してタレントマネジメント機能のシステム導入支援を行います。 |
SAP ERP HCM to SAP SuccessFactorsコアHRマイグレーション支援 | SAP ERP HCMユーザーに向け、既存のアドオン資産やデータを踏まえてSAP SuccessFactorsへのシームレスなマイグレーションを支援します。 |
プロジェクトマネジメントオフィス(PMO) | SAP HXMソリューション導入において、自社だけではプロジェクトマネジメントに不安がある場合や、第三者によるチェックが必要となる場合に、KPMGが企業のプロジェクトを支援します。 |
【Enhancement, Collaboration】
SAP SuccessFactorsグローバル人材管理システム導入支援 | グローバル人材管理の実現には、企業の海外拠点や現地法人の理解が肝要です。KPMGの豊富な経験を基に総合的なシステム導入支援を行います。 |
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個人データ保護規制対応支援 | SAP SuccessFactorsは各国の個人データ保護規制に対応していますが、世界各国の従業員の個人情報を閲覧するには各国のデータ保護規制に従って「データの国家間越境」を考慮する必要があります。KPMGはシステム対応だけでなく、リスクコンサルティングチームと連携して規制への対応を支援します。 |
関連サービス
KPMGは、SAPソリューションやKPMGの先端テクノロジーを駆使した 独自のDXアプローチを組み合わせることで、企業の業務改革や経営管理の高度化を支援します。