ERPは25年以上にわたり、企業の根幹を支える最も重要なシステムとして、組織再編、ビジネスプロセス改革、自律的な成長を支えてきました。ERPは業務効率化のためのバックオフィスツールから、企業の競争力を支える戦略的なツールへと進化を果たしています。

KPMGは、SAP社のSAP S/4HANA®を含めたSAPソリューションを活用して、企業の業務改革と経営管理のさらなる高度化を支援します。

SAPソリューションを活用した経営管理の高度化

グローバル情勢の急激な変化および地球規模で発生する自然災害や気候変動といったさまざまな事象・変化が起こり得る環境において、企業にはこれまで以上に適切かつ迅速な経営判断が求められます。そうしたなかで、適切な意思決定をするために必要十分なデータを得るには、データの収集や加工といった作業に膨大な労力が必要となり、さらにそれらのデータの適時性を保ち続けることが大きな課題となっています。

KPMGは、SAP S/4HANAを含めたSAPソリューションの活用と、ビジネスプロセスの見直しといった業務改革を実施することで、データドリブン経営に資する経営データを適切な精度・タイミングで作成する仕組みづくりを支援します。

【SAPソリューションの活用により解決できる経営課題】

業務プロセスの統一
  • 各社・部門ごとにさまざまなプロセスがあり、統一されておらず、業務効率性や人材の流動性が悪い
全体最適
  • 業務部門や利用目的ごとに特化したシステムを構築しており、複数のシステムが乱立、サイロ化している
企業データの活用
  • マスタデータが各社・各システムごとに異なる
  • データの粒度が異なる、精度が低い、収集に時間を要する
  • 適切な収益性、予実の管理が困難
DXの活用
  • デジタル活用による業務の効率化やビジネスモデルの変革が困難
監査・内部統制対応
  • 監査からの要求事項に十分に応えることが困難、もしくは対応に多大な労力・時間を要する

【課題解決に向けてKPMGが提供するサービス・SAP主要ソリューション】

SAPソリューションを活用した業務改革・高度化支援_図表1

KPMGが提供するSAP関連サービスの概要

【エンドツーエンドのオファリングサービス】
  • Strategy and Planning
アセスメント
現行の業務フローやシステムの現状分析を実施。
アセスメントを行うことで改善点を洗い出し、業務変革の方向性を決定します。
構想策定支援、To-Be業務設計 SAP S/4HANAの導入計画の策定、ハイレベルのTo-Be業務フローの作成を支援。
KPMGが持つフレームワークを用い、迅速かつ確実に遂行します。
実現性検証/概念実証(PoC) To-Be業務設計の適切性や利用が想定されるSAP S/4HANAの機能について、デモ環境を用いて検証します。
  • Implementation and Migration
SAP S/4HANAインプリメンテーション
(Greenfield)
SAP S/4HANAの新規導入を支援。
業務プロセスの見直しなども行い、Fit To Standardを目指したSAPの導入を行います。
SAP S/4HANAコンバージョン
(Brownfield)
運用中のSAPシステムからSAP S/4HANAへの移行を実施。
現行システムの資産を活かしつつ、不要な部分の見直しなど、SAPのスリム化を行います。
プロジェクトマネジメントオフィス
(PMO)
SAP S/4HANA導入において自社だけではプロジェクトマネジメントに不安がある場合や、第三者によるチェックが必要となる場合に、KPMGがクライアントのプロジェクトをサポートします。
  • Rollout, Enhancement & Compliance
国内・海外子会社展開支援 SAPのロールアウト※4、ロールイン※5いずれの場合でも、KPMGのグローバルネットワークを活用し、日本を含む各国の知見やノウハウを用いて構想策定から導入・展開までをサポートします。
SAPエンハンスメント 新規ビジネスの開始や業務の改善・効率化、新たな規制の発生等による要求事項に対し、業務の見直しを含めた業務・システムの要件定義から設計・開発・テストまでを一貫して対応します。
職務分離※6アセスメント KPMGインドが開発したツールを活用した職務分離アセスメントを実施。
KPMGの監査領域における豊富な知見が盛り込まれた分析、レポートを提供します。

※4 ロールアウト:日本で運用されているSAPを海外にある支店や現地法人に対し導入するパターン
※5 ロールイン:海外で利用されているSAPを日本国内の会社に導入するパターン
※6 職務分離:情報システムを誤って利用されないよう、職務にあった適切な権限をユーザーに付与する原則。もしくは1つの業務に対し、2人以上の担当者を配置し不正等を防止すること

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関連サービス

KPMGは、SAPソリューションやKPMGの先端テクノロジーを駆使した 独自のDXアプローチ「KPMG Powered Enterprise」を組み合わせることで、企業の業務改革や経営管理の高度化を支援します。