ブランディング新時代をリードするこれからのコーポレートブランディング

これまでのブランディングの目的は主に商品やサービスの付加価値と差別化であり、マーケティング・コミュニケーションのひとつのテーマでした。しかし、ここ10年程でようやく日本でも「ブランド」はもはやマーケティング課題ではなく、経営課題であるという認識が広がってきました。昨今のコーポレートブランディングにおける重要なステークホルダーは、顧客だけではなく、パートナー企業や地元コミュニティ、そして何より現在と未来の従業員たちです。

この動きは特にコロナ禍によって加速したといえます。

あの未曽有のパンデミックで人々は自らの在り方を見つめなおすと同様に、企業に対しても在り方、つまりは社会においてどのような役割を果たすのかを明確に求めるようになりました。それら企業のスタンスが自分たちの価値観に合致して初めて、彼らにとって企業は存在する意味を持ち始めるのです。

その結果、ここ数年間の間に、経営戦略と一体となったブランド構築である「ブランド経営」という言葉が生まれ、コーポレートブランディングのニーズが飛躍的に増加しています。

KPMGは数多くのクライアントに対してコーポレートブランド構築を支援しています。

企業の「自分探し」から始まるコーポレートブランディング

私たちはコーポレートブランディングを、その企業ならではのアイデンティティを起点にありたい未来像の実現に向けて自分たちならではの価値創造物語を描き、賛同者を創り出すことだと捉えています。企業ならではの社会価値と未来地図を示すことが不可欠な現代において、「自分たちらしさ」の再確認からスタートすることが有要です。

コーポレートブランディングの進め方(3ステップ)

  • フェーズ1 アイデンティティの探索
  • フェーズ2 ブランドの具象化
  • フェーズ3 ブランドの浸透

フェーズ1 アイデンティティの探索

アイデンティティは企業のなかにあるものを再発見する作業です。長い歴史のなかで色褪せているように感じていたり、買収と統合を繰り返すなかで見失っているものを掘り起こし、現代にあわせて再定義します。

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フェーズ2ブランドの具象化

フェーズ1で特定した企業課題とアイデンティティをもとに、その企業が世の中に発するべきメッセージを策定します。メッセージはブランドのタグラインやステートメント、動画・キービジュアル等の形で表現します。

ロジック&マジックの追求でプランニングと実装まで、ブランドを構築するCBMA

経営戦略と呼応させながらブランド戦略を策定する戦略家と、クリエイティビティを発揮して人々を魔法で魅せるクリエイティブチーム。

さまざまな領域のプロフェッショナルで構成された私たちCBMAは、プロジェクトごとにそのときのクライアント課題に最も適したクリエイティブチームを組成し、課題解決に挑みます。

すべて日本のクリエイティブ業界の最前線に立つトッププレイヤーたちです。

フェーズ3 ブランドの浸透

ブランドメッセージを中核に、コーポレートブランディングを社内外両輪でコミュニケーションしながら、それらを下支えする取り組みもあわせて実施することで、社内外のステークホルダーに対して企業としての提供価値を示し、ブランド浸透をはかります。

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ブランディングアドバイザリーサービス一覧

  • 企業経営理念の構築
    企業の存在価値や、ビジョン、バリュー、行動指針等を、現在の内外環境に基づき再設計・言語化します。
  • コーポレートアイデンティティ(CI)の策定
    買収・統合に伴う新会社の社名検討や、企業ブランド刷新に伴うロゴやタグライン等ビジュアルアイデンティティの策定を支援します。
  • ブランドポートフォリオ戦略策定
    経営戦略に基づくブランドポートフォリオ戦略や投資判断基準を策定します。
  • シンボリックアクションの設計
    策定したブランド戦略に基づき、新しいブランド指針を体現するような新規事業開発や新商品・サービス開発を行います。
  • ブランドのモニタリング
    ブランド戦略に基づく各種施策の効果検証やブランドの状態を定点的にモニタリングして、次の打ち手に繋げます。
  • ブランド価値分析
    顧客調査をもとにブランドが購買意思決定に与える影響力とブランドによる将来収益の確かさをはかり、ブランド価値を分析します。
  • ブランドマネジメント体制の構築
    ブランドガイドライン策定等、ブランドを維持管理し、発展させていくための仕組みやルールを社内システムとして構築することを支援します。

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