第44回サステナビリティ基準委員会の審議状況

サステナビリティ基準委員会(SSBJ)は、2024年11月28日、第44回サステナビリティ基準委員会を開催しました。本稿では、審議で取り扱われた主要な論点の検討状況をまとめています(本稿は、同日時点の情報に基づいて記載しています)。

サステナビリティ基準委員会(SSBJ)の2024年11月28日、第44回委員会の審議で取り扱われた主要な論点の検討状況をまとめています。

SSBJは、2024年3月29日に、日本のサステナビリティ開示基準の公開草案(以下、公開草案という)を公表し、広くコメント募集を行いました(コメント期限:2024年7月31日)。公開草案に対しては、様々な利害関係者から100通を超えるコメントが寄せられており、SSBJでは、当該コメントを踏まえ、その対応について再審議しています。

2024年11月28日に開催された第44回サステナビリティ基準委員会で審議された論点は、以下の通りです。

審議された論点

  1. 「任意でサステナビリティ開示基準に従った開示を行う場合」
  2. 自発的なフル適用の場合における別段の定め
  3. 経過措置
  4. 当委員会の補足文書とするIFRS S1号及びIFRS S2号の付属ガイダンス、並びにISSBの教育的資料
  5. コメント対応表

:審議において、公開草案の内容を一部変更することが提案されている項目

本稿では、このうち、上記1~4(下線項目)について、解説します。

執筆者

あずさ監査法人
会計・開示プラクティス部

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