第42回サステナビリティ基準委員会の審議状況

サステナビリティ基準委員会(SSBJ)は、2024年10月30日、第42回サステナビリティ基準委員会を開催しました。本稿では、審議で取り扱われた主要な論点の検討状況をまとめています(本稿は、同日時点の情報に基づいて記載しています)。

サステナビリティ基準委員会(SSBJ)の2024年10月30日、第42回委員会の審議で取り扱われた主要な論点の検討状況をまとめています。

SSBJは、2024年3月29日に、日本のサステナビリティ開示基準の公開草案(以下「公開草案」という。)を公表し、広くコメント募集を行いました(コメント期限:2024年7月31日)。公開草案に対しては、様々な利害関係者から100通を超えるコメントが寄せられており、SSBJでは、当該コメントを踏まえ、その対応について再審議しています。

2024年10月30日に開催された第42回サステナビリティ基準委員会で審議された論点は、以下の通りです。

審議された論点

  1. 気候基準案51項に関する検討
  2. 地球温暖化係数に関する取扱い
  3. 気候基準案53項および54項に関する検討*
  4. 気候基準案52項および64項に関する検討*
  5. つながりのある情報と後発事象
  6. コメント対応表

:審議において、公開草案の内容を一部変更することが提案されている項目

本稿では、主要な論点である上記2~5(下線項目)について解説しています。

(参考)上記1については、公開草案の内容を変更しないことが提案されています。詳細は、第42回サステナビリティ基準委員会の審議資料をご確認ください。なお、上記6については公開草案に寄せられたコメントのうち、個別の検討は必要でないと考えられる項目について、まとめて対応案が検討されていますが、審議資料は公開されていません。

執筆者

あずさ監査法人
会計・開示プラクティス部

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