第41回サステナビリティ基準委員会の審議状況

サステナビリティ基準委員会(SSBJ)は、2024年10月16日、第41回サステナビリティ基準委員会を開催しました。本稿では、審議で取り扱われた主要な論点の検討状況をまとめています(本稿は、同日時点の情報に基づいて記載しています)。

サステナビリティ基準委員会(SSBJ)の2024年10月16日、第41回委員会の審議で取り扱われた主要な論点の検討状況をまとめています。

SSBJは、2024年3月29日に、日本のサステナビリティ開示基準の公開草案(以下「公開草案」という。)を公表し、広くコメント募集を行いました(コメント期限:2024年7月31日)。公開草案に対しては、様々な利害関係者から100通を超えるコメントが寄せられており、SSBJでは、当該コメントを踏まえ、その対応について再審議しています。

2024年10月16日に開催された第41回サステナビリティ基準委員会で審議された論点は、以下の通りです。

審議された論点

  1.  レジリエンスの評価
  2.  公表承認日および後発事象
  3.  法令で別段の定めを置いている場合
  4.  期中に企業結合が生じた場合

:審議において、公開草案の内容を一部変更することが提案されている項目

本稿では、このうち、主要な論点である上記1、2および4(下線項目)について、解説します。

(参考)上記3については、「情報の記載場所」、「同時報告」、「比較情報」および「誤謬」に関して法令で別段の定めを置いている場合の取扱いに関して、公開草案の提案を変更しないこと等が提案されています。詳細は、第41回サステナビリティ基準委員会の審議資料をご確認ください。

執筆者

あずさ監査法人
会計・開示プラクティス部

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