SBTs for Nature 技術ガイダンスv1.0の解説（2）
2023年5月、SBTNは、自然に関する科学に基づく目標（SBTs for Nature）設定のための技術ガイダンスv1.0を公表しました。同年9月に公表のTNFDの自然に関する情報開示フレームワークv1.0においても、SBTs for Natureの設定およびリスクと機会の管理を推奨しています。
2023年5月、SBTNは、自然に関する科学に基づく目標（SBTs for Nature）設定のための技術ガイダンスv1.0を公表。その概要と企業が留意すべき点を解説します。
Article Posted date
28 February 2024
本記事では、技術ガイダンスv1.0に含まれるStep2までのプロセスで決定した優先順位に従って、淡水の利用による自然の圧力に関して、水使用量と水質に関する目標設定を行う場合の方法論（Step3）について、その概要と企業が留意すべき点を解説します。
目次
1.SBTs for Natureの全体像（5つのStep）
2.淡水に関するStep3.計測・設定・開示
3.TNFDの情報開示フレームワークにおけるSBT for Nature
4.さいごに：「地球の限界」を目前にして、今すべての企業に期待したい行動
執筆者
KPMGあずさサステナビリティ
シニアアソシエイト 森 さやか
