バリューチェーンの上流から下流まで、幅広い組織に対する多様なサービス提供実績を基に、事業者の変革と持続的な成長の実現を支援します。
DX・GXの進展等により将来の電力需要増が見込まれる一方で、自由化以降に火力発電の減少によるエネルギー需給のひっ迫や電力価格高騰が起こり、供給力の確保が課題になっています。
さらなる変容を迎える電力業界の中で、電力業界がこうした課題に対応するために、バリューチェーンの上流から下流まで、幅広い組織に対する多様なサービス提供実績を基に、事業者の変革と持続的な成長の実現を支援します。
電力業界において、以下のような事業推進支援、業務効率化にかかる支援、業務のDX化支援等を実施しています。
容量市場を管理する電力広域的運営推進機関に対して、容量市場(メインオークション)および長期脱炭素電源オークションの業務設計を支援しています。これまでの継続的な支援を通じて得た容量市場に関する知見をはじめ、電気事業制度への深い理解を踏まえて、市場運営に貢献しています。
<実績>
エネルギー企業においては、技術系人材の減少、複雑化する制度への対応、新規の取組実施のため、業務の効率化・高度化が喫緊の課題となっています。
エネルギー企業の事業や業務に関する知識をベースに、業務効率化のポイントを明確化のうえ、効率化や高度化に資するDXの知見を活かした、課題解決のためのソリューションを提案および導入支援を実施しています。
分散型エネルギー資源を統合制御し、市場取引等により収益化を図るVPP事業には、収益化の目途を立てることが困難なケースも見られます。
VPP事業に参入を検討するクライアントに、既存事業等の分析により最適なVPP収益化方策を提案します。また、それを実現するビジネスモデルの構築や事業性検証、実行計画立案、VPP運用業務設計など、戦略立案から実行まで幅広く支援します。
需要家のエネルギーリソースを統合制御し、市場取引等により収益化を図るDR事業の機会が見込まれていますが収益化することは容易ではありません。
DR事業を検討するクライアントの既存事業やアセットの強み・弱みを分析し、最適な事業戦略策定・実行を支援します。具体的には、事業性検証、顧客獲得戦略策定、DRに係る業務およびシステム設計などを幅広く支援します。
エネルギー関連インフラでは、設備の高経年化や技術人材不足に加え、災害の激甚化への対応が求められており、業務の省力化・効率化が喫緊の課題です。
設備の保守・保全における人的作業を補完する技術の利用や設備状態のデータ化により、安全性を高めつつ、効率性・競争力の向上を図るスマート保安(DX技術を活用した産業保安の高度化)の導入について、企画立案から本格導入まで支援します。
脱炭素化の潮流のなかで、再生可能エネルギーの開発や火力電源の脱炭素化の動きが進んでいます。発電量が大きく変動する再生可能エネルギー電源の収益性を想定するのは困難ですが、それらを組み込んだ最適な電源ポートフォリオの組成が求められます。
将来の電力市場制度や需要家動向が変動を想定し、電源ポートフォリオのあるべき姿検討、個別発電・全体の収益性試算、ポートフォリオ最適化の実行計画策定などを支援します。
エネルギー企業において、燃料・電力などの短期的な取引、さらには燃料・発電設備などの資産構成の中・長期的な最適化をシームレスかつ統合的に実行する仕組みをアセット最適化・トレーディング(AO&T)と言います。
AO&T実践に必要な、市場リスク等のマネジメント手法、リスク管理システム導入、収益性予測、内部統制構築、エネルギーポートフォリオ策定などを通じて、企業の収益最大化・リスク最少化を支援します。
電力自由化以降、制度改革やデジタル技術進展によって電力市場への参入障壁が低くなっていますが、ノウハウや体制不足から苦戦する新規参入企業も少なくありません。
他業種から電力業界に参入を検討している、もしくはサービス導入により自社事業に付加価値をつけたいと考えているクライアントに対し、事業戦略立案やサービス内容策定、事業性評価、ビジネスモデル構築などの新規事業・サービス開発を支援します。
世界的な脱炭素化の潮流を受け、国内でもカーボンニュートラル電源へのニーズが高まるなか、コーポレートPPAによる再生可能エネルギーの調達や、非化石証書やカーボンクレジット調達を進める需要家が増えています。
そうした動向を踏まえ、小売電気事業者向けにコーポレートPPAの販売戦略策定や再生可能エネルギーの調達先選定、自社開発電源の発電に伴う証書・クレジットの販売戦略等の策定、実行まで幅広く支援します。
多くの企業がスタートアップ企業との協業や連携による新たな事業価値創出の取組みを行っていますが、事業開発の方法論が明確でなく、成果が出ないケースや事業化へのリードタイムが長期化するケースが見受けられます。
これまでの経験・実績やグローバルで活用されているフレームワークを提供することで、事業開発のフレームワークや推進体制、ロードマップを明確化し、プロジェクトの円滑な推進をサポートします。
再生可能エネルギー由来のグリーンエネルギーの最適な調達手法の検討や、蓄電池・水素・CCSなどの新技術の調査・ロードマップ検証、戦略策定、事業性評価などを通じて、企業のカーボンニュートラルの実現・脱炭素社会への移行に向けた取組みを支援します。
電力の長期需要の見通しから、DX・GX進展の影響を受ける電力需要の将来像と事業者にとっての課題を考察します。
「容量市場」参入とデマンドレスポンス事業の立ち上げ
電力・石油・ガスを取り巻く環境変化に対応すべく、戦略立案やDX、脱炭素に係る取組みを支援します。
伊藤 健太郎
執行役員 パートナー
最新テクノロジーと知見を掛け合わせ、ガバメント、インフラストラクチャー、エネルギーに関する諸課題の解決を支援します。
リスクとチャンスを同時に見つめ、企業の持続的成長を実現するために