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      本記事は、研究会における発表および議論の内容を基に構成したものです。外部委員による発言・見解は各発言者個人のものであり、KPMGの公式な見解または立場を示すものではありません。


      2026年7月22日(水)に国際秩序研究会の第3回研究会を開催しました。

      本研究会では、国際秩序に関する各分野の有識者が集い、変化する国際秩序について、最新の知見に基づく研究成果の共有と活発な議論を重ねています。本会では「力・利益・価値」の観点から研究活動が行われ、第3回研究会では、「力」の観点をテーマとしました。これは、国際政治学者・高坂正堯が国際政治を「各国家は力の体系であり、利益の体系であり、そして価値の体系です。したがって国家間の関係はこのレベルの関係が絡み合った複雑な関係である。」と喝破したことに基づいています。

      本稿では、第3回研究会の研究成果と当日の議論の内容について、概要をご紹介します。


      Japanese alt text: 変容する国際秩序、進む国際社会の分断

      (国際秩序研究会第3回研究会=東京都千代田区において2026年7月22日、八木正氏撮影)


      報告内容・要旨

      (1)「バックチャネルとしての内調?」(発表者:宮川委員:日本放送協会 チーフ・ディレクター)

      宮川委員からは、分断する世界における、通常の外交ルートとは異なる非公式な対話経路、いわゆる「バックチャネル」の有用性について報告がありました。


      (2)「イランとガザをめぐる中東政治の動向と国際政治秩序の変容」(発表者:錦田委員:慶應義塾大学 法学部政治学科 教授)

      錦田委員からは、中東地域秩序の変容やリベラル国際秩序の形骸化について報告がありました。


      (3)「地政学リスクになる米国?」(発表者:三牧委員:同志社大学 グローバル・スタディーズ研究科 教授)

      三牧委員からは、現政権下の米国外交の変質と、中東政策を通じて見える米国覇権の将来像について報告がありました。


      (4)「変容する世界秩序と安全保障アーキテクチャ」(発表者:阪田委員:神田外語大学 グローバル・リベラルアーツ学部 教授)

      阪田委員からは、国際秩序の変化を踏まえた日本の外交・安全保障戦略について報告がありました。


      (5)「国際秩序の変化と企業経営」(発表者:足立委員:KPMGコンサルティング 執行役員パートナー、新堀委員:KPMGコンサルティング アソシエイトパートナー/弁護士)

      KPMGからは、同社が実施した「経済安全保障・地政学リスクサーベイ2026」の結果を基に、日本企業が注目している国際社会の潮流と、分断/流動化が進む世界における経営課題について報告がありました。


      ※本稿に記載されている執筆者の所属・職位等は、公開時点の情報に基づいています。 

      本ページでは各発表の要旨を掲載しております。詳細な発言内容や議論の全体像については、下記PDF資料をご参照ください。

      変容する国際秩序、進む国際社会の分断

      変容する国際秩序、進む国際社会の分断


      「国際秩序研究会」第2回

      国際秩序について、「価値」という観点から、日本・米国・中国の政治経済体制について議論した内容を紹介します。

      国際情勢を、学術とビジネス双方の視点から研究者・有識者とともに読み解き、その知見を発信します。

      変化する国際情勢やグローバル経済におけるサプライチェーンの依存関係等を背景に重要性を増す、経済安全保障・地政学リスクに備えます。

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