この記事は、旬刊経理情報2026年5月1日号(No.1775)に掲載された記事です。発行元である株式会社中央経済社の許可を得て、KPMG税理士法人がウェブサイトに掲載しているものですので、他への転載・転用はご遠慮ください。
経済成長が続くインドネシアは、豊富な天然資源や人口規模、安定した政治・経済環境を背景に、海外進出先として多くの日系企業から注目を集め、近年ますます重要な市場となっています。2024年時点、インドネシアは日本にとって11番目に大きな貿易相手国であり、インドネシアにとっても日本は第3位の輸出相手国となっています。
日系企業のインドネシア進出が加速し続けているなか、進出後に税務上の観点から悩まされる企業は少なくありません。インドネシアに進出後に悩まされる移転価格税制の実情とそれに対する対応策について解説します。
この記事のエッセンス
- 日系企業のインドネシア進出が加速し続けている一方で、進出後、特に移転価格税制の観点から悩まされる企業が少なくない。
- インドネシアでの税務対応に苦慮している主な要因は、インドネシアの制度および税務対応環境への思い込みや誤解が重なり、誤った手法を取ってしまうことにあると考えられる。
- 日本側もインドネシアの制度および税務対応環境を正しく理解し、日本本社としてコントロールしていくことが望ましい。
執筆者
KPMG税理士法人
移転価格事業戦略コンサルティング
アシスタントマネージャー 毛利 美貴
※続編となる(下)は2026年6月以降に公開予定です。