米国の破綻処理制度では、秩序ある処理を行うために、RCEN/RLENといった枠組みが整備されています。これらの枠組みは、危機・破綻フェーズ特有のものではなく、BAU(平時)のリスク管理であるCCARやILSTが基盤になっています。
一方で、米国の大手金融機関では、危機・破綻フェーズの枠組みにおけるさまざまな「訓練(Fire Drill)」の実施を通じて、BAUのリスク管理も同時に高度化しています。
本稿では、BAUと危機・破綻フェーズのリスク管理の連動にフォーカスを当て、米国の大手金融機関のポジティブループの要因を探りつつ、本邦金融機関に対する示唆について解説します。
執筆者
あずさ監査法人
金融統轄事業部 金融アドバイザリー事業部
ディレクター 田中 康浩(たなか やすひろ)
監修者
あずさ監査法人
金融統轄事業部 金融アドバイザリー事業部(金融AAS部)
パートナー 河合 康弘(かわい やすひろ)