モデル管理で先を行く米国の銀行では、AIをモデルの手法の1つとみなし、「SR11-7」に基づくモデル管理の枠組み(Model Risk Management、以下MRM)でAIを管理することが一般的です。AIで米国に次ぐ技術力を持つ中国では、MRMの考え方は米国のように浸透していませんが、AIの活用では米国を超える分野も存在します。
本稿では、中国のモデル・AIの管理について、MRMの監督の状況や主要行のMRMの実践、AIに関する強み、AIのガイドラインを取り上げて解説します。
日本の金融業界は、先進的な米国の動向のみならず、中国の積極的なAIの活用やさまざまなガイドラインの公表とそれを踏まえたAIの管理の動向にも注目すべきでしょう。