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      現在、世界は気候と自然・生物多様性の両方の危機に直面しています。今年の1月のWorld Economic Forumの年次総会(通称ダボス会議)に合わせて公表された「グローバル・リスク報告書2025」においても、今後10年間で深刻さが増すと懸念されるリスクとして、気候変動に起因すると考えられる「異常気象」に次いで、第2位に「生物多様性の損失と生態系の崩壊」がランクアップしました。そして、第3位が「地球システムの重大な変化」、第4位が「天然資源の不足」と、環境リスクが続きます。これら上位4つのリスクは相互に影響し合っており、地球上の全人類(アクター)が何らかの影響を受けるといっても過言ではありません。

      地球の環境が安定した状態を保つことが可能な境界線(プラネタリー・バウンダリー)を越境する危険性が高まっている今、すべてのアクターは協調して気候変動リスクとともに自然・生物多様性リスクにも迅速に対応していくことが求められています。

      本稿では自然・生物多様性の危機を解消し、ネイチャー・ポジティブを実現するため、特にビジネスに対して何が求められているかについて解説します。


      目次

      はじめにーIPBESの2つの報告書で示されたビジネス上の課題-
      ビジネスと昆明・モントリオール生物多様性枠組
      ビジネスのネイチャー・ポジティブへの貢献を支援するイニシアチブ

      1. TNFD:情報開示(リスク管理)のフレームワーク
      2. SBTN:目標SBTs for Natureの設定のガイダンス
      3. NPI:管理指標SoNメトリクスのフレームワーク

      おわりにー2030年に向けた重要な5年間の幕開けー

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      【2025年】ビジネスをとりまく自然・生物多様性の動向:TNFD、SBTs for Nature、SoNメトリクス

      執筆者

      KPMGあずさサステナビリティ
      シニアアソシエイト 森 さやか

      KPMGジャパンは、社会的課題の解決を通じて、サステナブルバリューの実現を目指す組織の変革に資する的確な情報やインサイトを提供しています。

      KPMGは、企業の中長期的な価値向上の取組みとしてのサステナビリティ・トランスフォーメーション(SX)の実現を包括的に支援します。

      KPMGは、ネットゼロのターゲット設定、戦略策定・実行、排出量測定、オフセットに至るまで、企業の脱炭素化を成功に導く支援を行います。

      KPMGは、グローバルネットワークを活用し、自然や生物多様性と共生しながらサステナブルに成長する企業経営を支援します。