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目次
前編:日本の鉄道事業者の現状と課題
- 日本の鉄道事業者の現状
- 鉄道事業者に対する社会からの要請
- 公共交通の抱える課題
- 国土交通省から公表されたレポート
後編:見えない価値の見える化とイノベーション
- 目に見えない価値の見える化
- 見えない価値を可視化する「True Value(真の価値)」
- 鉄道業界における新たな価値創造=イノベーション
- 地方都市におけるモビリティイノベーション
前編:日本の鉄道事業者の現状と課題
1.日本の鉄道事業者の現状
民設民営という独自のビジネスモデルを採用している日本の鉄道は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により大きな打撃を受けています。少子高齢化や人口減少の進行による需要減にも直面しており、各社は新たな価値創出を模索しています。赤字路線の廃止や、路線バスの代替としてコミュニティバスや乗用車が増加していますが、鉄道は依然として大量輸送に適した重要な移動手段であり、その役割を担うことが求められています。
2.鉄道事業者に対する社会からの要請
企業には、サステナビリティ経営の実践が求められています。その実践のためには、経済的価値と社会的価値の両立が必要です。鉄道事業者は、地域の移動手段を支える公共交通として重要な役割を担っている一方、スマートシティや地方創生などにおけるビジネスモデルの構築に苦慮しています。
3.公共交通の抱える課題
企業がサステナビリティ経営を実践する際、重要な課題の1つは、脱炭素・カーボンニュートラルな取組みです。鉄道事業者における脱炭素に対する考え方について、KPMGジャパンのサーベイレポートからご紹介します。
4.国土交通省から公表されたレポート
2022年夏に国土交通省から公表されているレポートについて、ご紹介します。
- 『地域の将来と利用者の視点に立ったローカル鉄道の在り方に関する提言 ~地域戦略の中でどう活かし、どう刷新するか~』(令和4年7月)
- 『鉄道脱炭素の方向性 「鉄道分野におけるカーボンニュートラル加速化検討会」 中間とりまとめ』(令和4年8月)
- 『鉄道における自動運転技術検討会 とりまとめ』(令和4年9月)
- 『今後の鉄道運賃・料金制度のあり方等について 中間とりまとめ』(令和4年7月)
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後編:見えない価値の見える化とイノベーション
1.目に見えない価値の見える化
企業に社会価値と経済価値の両立が求められる背景には、目に見えない資産(インタンジブルアセット)の存在が重要視されていることがあげられます。鉄道事業者は都市機能の維持に貢献している一方、日本の金融市場では、鉄道事業者のインタンジブルアセットは十分に評価されていない可能性があります。
2.見えない価値を可視化する「True Value(真の価値)」
従来の財務報告では説明できなかった「ステークホルダーへのインパクト」について、その規模や価値を測定・評価して定量化しようという試みとして、KPMGは「True Value(真の価値)」を提唱しています。これは経済側面、社会側面、環境側面に対するインパクトを数値として表現したもので、鉄道事業者にとってもコミュニケーションツールとして利用できる可能性があります。
3.鉄道業界における新たな価値創造=イノベーション
昨今の鉄道事業者は、赤字路線への対応や脱炭素などの課題に向き合いつつ、事業性と社会性の両立を図るための、イノベーションの創出が求められています。世界的には珍しい、民間が支える日本の鉄道事業は、鉄道創世記において渋沢 栄一や井上 勝、小林 一三などのイノベーターによって形作られてきました。現在の鉄道事業者にも、イノベーションによる事業創造の精神が引き継がれています。
4.地方都市におけるモビリティイノベーション
地方都市における新たなモビリティ、街づくり分野でのイノベーション創出に関するKPMGの取組みの1つとして、十勝帯広地区における「十勝帯広“リゾベーション”プロジェクト」についてご紹介します。現在、首都圏からは6社・団体、地元から4社・団体が参加し、それぞれが持つリソースや地域資源などを掛け合わせて、事業創出に取り組んでいます。
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執筆者
KPMGジャパン インフラストラクチャーセクター
運輸・物流・ホテル・観光セクター統轄リーダー
KPMGコンサルティング プリンシパル 倉田 剛