ハイライト
ステージ移動に伴う課題
減損の測定に関するIFRS第9号の原則主義的なアプローチには、多大な解釈や判断の余地があります。判断を要する最も重要な事項の1つが、ステージ移動の要件に関するものです。ステージ移動の要件は、損失評価引当金を12ヶ月の予想信用損失(ECL)(ステージ1)として測定するか全期間のECL(ステージ2)として測定するかを判定する基準です。
金融商品は、当初認識以降に信用リスクの著しい増大があった場合に、ステージ1からステージ2に移動する。この判定は困難を伴う。本ニューズレターでは、その困難性の一部について検討し、ステージ移動の要件に関する規定を実務に適用するために考え得る1つのアプローチについて解説します。
PDFの内容
- ステージ移動に伴う課題
- ステージ移動の流れ
- ステージ移動に関する規定の詳細
- ステージ移動に関する規定を実務に適用するための考え得るアプローチ
- 参照パラメーターの選択 - Lifetime PD
- 重要度の指標の選択 - 分位点アプローチ
- 重要度の水準の決定
- 追加的指標及び調整
- 結論
執筆者
あずさ監査法人
金融事業部