海外事業の拡大には、収益の多角化と同時に各地域毎に異なる法規制要件への対応、またグループとしての経営管理対象の拡大と複雑化が伴います。加えて、金融危機以降の世界的な規制強化の流れ、進出地域の商慣行や言語、文化の違い等を背景に、近年多くの金融機関が海外事業に係る管理態勢の構築と運用に課題を抱えています。あずさ監査法人は、KPMGのグローバルネットワークを活かし、海外拠点に係る効果的で効率的な管理を実現させるためのアドバイザリーを多数提供しています。
海外グループ会社の管理に係る主な悩みと想定される課題
海外拠点の管理において、例えば、以下のようなお悩みや課題はございませんか。どれか1つでも当てはまる場合は、課題の内容を正確に把握しつつあるべき姿を明確化し、そのギャップを埋めていくことで、グループとしての「仕組み」を整備することが効果的です。
お悩みと想定される主な課題の例
お悩み1
何故か拠点で問題事案が発生してしまう
想定される主な課題:
- グループのガバナンス方針と拠点の各種ルールが整合しておらず、本社の考えが拠点に浸透していない
- 本社の拠点に対する管理事項が各国の固有リスクを踏まえたものになっていない
- 拠点に必要以上の権限を付与している
- 拠点から申請・報告を受けた後の本社側での検討・承認・指示が適切・明確でない
お悩み2
拠点のビジネスやリスクに係る情報が本社や駐在員から適時適切に見えない
想定される主な課題:
- 拠点から本社への申請・報告体制が適切に設計されていない又は運用されていない
- 現地のビジネス・法規制・リスク等に関する専門性が本社や駐在員に不足している
- 本社・拠点のシステムの相違による制約がある
- ローカル社員から申請・報告を受ける各種データの品質に問題がある
主な支援内容
あずさ監査法人では、海外事業拡大に伴うグループ会社管理態勢の構築や高度化等、ご要望に応じたアドバイザリーサービスを提供可能です。また、各種法規制やコンプライアンス等の特定の領域に特化したご支援も可能ですので、まずはお気軽にご相談ください。