日本の上場企業では、3年間で約3社に1社の割合で不正が発生しています。※ KPMG FAS 「Fraud Survey 2024」
不正リスク対策には、「不正予防」「不正発見」の2つの方法があります。まず「不正予防」のために内部統制を整備することが重要ですが、以下の理由から「不正予防」だけで不正を根絶することは現実的に難しいことから、「不正発見」に取り組むことが重要になります。
- グループ全体の隅々まで理想的な内部統制を構築することは、各子会社・部門の人員数やコストメリットの関係で限界がある
- 子会社経営者が不正に関与している場合、子会社で構築した内部統制が無視/無効化されてしまう
※本頁でご紹介するツールはあずさ監査法人の監査クライアント企業/金融事業の企業にはご提供できません。
不正検知・モニタリングの有効性
不正検知・モニタリングのテーマ
決算データ分析ツール
KPMG FASフォレンジック部門は、企業における不正検知・モニタリングの高度化を支援するために、決算データ分析ツールを提供しています。当ツールを活用することで、子会社や親会社各部門の不正リスクを”見える化”することができます。また、既に決算データ分析に取り組んでいる場合には、業務の高度化・効率化を図ることができます。
ツール画面例
不正リスクを”見える化”する
業務を効率化する
活用シーン
決算データを活用した不正検知・モニタリングは、様々な業務との親和性が高いテーマです。
KPMGの決算データ分析ツールを活用することで、以下のような課題解決を図ることができます。
不正リスクの対象
当ツールは、以下のような不正リスクを対象としています。
- 売上の架空計上・先行計上
- 在庫の架空計上
- 仕入債務の未計上
- 売上原価の付替・未計上
- 資産の過大計上・架空計上
- 不適切な出金
- 経費の着服・不適切利用
仕訳・取引データ分析による不正検知
仕訳・取引データ(販売・調達・経費等)で不正検知を行うためには、(1)自社の不正リスクに対応した分析条件を設定すること、および(2)継続的に運用していくための仕組みを作ることが、重要なポイントといえます。KPMG FASフォレンジック部門は、不正予防・発見・調査業務で培った豊富な経験および知見で、クライアント企業における不正検知をご支援します。
ご支援例
- 不正発見型の内部監査
- 不正検知ダッシュボード構築
- 不正リスクデータ分析のノウハウ移転
- データ分析業務の定着化
導入ユーザー企業の声