急速に進む世界的なデジタル化の波により、多くの企業でIT・デジタルに対する関心が高くなる中、より効率的かつ効果的なIT投資を行うことが経営課題となりつつあります。
KPMGは、デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進に向けた最適なIT投資のため、ITコストの可視化によるコスト削減・管理高度化を行う各種の取組みを支援します。
ITコスト管理高度化の必要性
デジタル化を急ぐ多くの企業ではIT・デジタルに対する投資が増大しており、それらが適切かつ戦略的になるようにCIO/IT部やCFO/財務部がコントロールする重要性が高まっています。しかし、実際にはIT資産はハードウェア・ソフトウェアに加え、ベンダーやクラウドのサブスクリプションなど多岐にわたり、複雑化しています。IT資産を正確に把握し、管理を高度化することで、コストを削減するとともに、デジタル化に向けたより戦略的な投資へとシフトすることが可能です。
ITコスト管理体系(TBM:Technology Business Management)
ITコスト管理を適切に行うことでビジネス・IT・財務の視点からIT投資をビジネス成長と連携させ、データに基づいた迅速な意思決定によりチャンスを逃さないタイムリーな経営が可能となります。プロダクト/サービスの生産・提供コストに紐づくITコストを定量化する管理体系、TBM(Technology Business Management)の活用により、ビジネスに対するITサービスの価値や貢献を定量的に分析・検証することができます。
TBMによるITサービス価値の定量化とその目的
TBMでは各事業や組織ごとに提供するITサービスを明確化し、ビジネス・IT・財務数値などと結びつけることによって各ITサービスの価値を定量化します。その結果ITコストをより正確かつ詳細に把握し、重複または不必要な支出(削減余地)を特定することが可能となります。また、将来の投資に関してベンチマークも含めた客観的かつ十分な情報に基づいた意思決定を行うことができます。
TBMフレームワーク
実績値(ファイナンスデータ)と計画値(プランニングデータ)について、ビジネス・IT・財務の視点でITコストの定量化を実施し、ITコスト管理の改善・自動化だけでなくITコストの適正化や管理高度化を実現します。
ITコスト最適化サービスと期待効果
IT予算策定および予実管理にかかる業務を自動化し、運用費(OPEX)を削減して成長へと追加投資(CAPEX)するサイクルを確立するサービスです。加えて、事業部門へのITコスト配賦にかかる業務を高度化します。
KPMGの支援
KPMGは、ITコストに関する事業部門・IT部門・財務部門の各課題に対して、TBMフレームへのマッピング・システム導入によるコストの可視化に加え、革新的技術の導入やITコスト削減案の提示・推進を行うことで、ITコストの最適化をトータルに支援します。
ITコスト可視化・管理自動化および高度化の進め方
課題を確実に解決するために「ITコスト可視化・管理自動化」、「ITコスト適正化」、「ITコスト管理高度化」の3ステップで実施します。
※具体的な期間については計画時に別途検討します。お問い合わせください。
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