Article Posted date
07 January 2026
1.はじめに
【2025年に公布された改正法のポイント】
出所:「公益通報者保護法の一部を改正する法律 概要」(消費者庁)を基にKPMG作成
2.改正だけでない、公益通報者保護法をめぐる議論
3.規制対応の意義とリスク、企業にとっての論点
- 内部通報を担当する部門で従事者指定が未了
- 内部通報が匿名では受け付けない仕組み、また、処理の過程で通報者の情報が広く共有されてしまう仕組み
- 通報への対応が、経営層関与前提で代替経路がなく、経営層が不正・不祥事に関与するケースへの備えがない
2025年改正は、保護対象の拡大と制度妨害・通報者探索の明確禁止、従事者指定義務の実効化を通じ、内部通報制度を「形から機能」へ進める内容です。2026年内施行と昨今の流れを踏まえて、300人超の企業はもちろん、すべての企業で体制・運用の一体見直しを早期に進めるべきだと考えます。
※1 「行政機関における公益通報者保護法に係る対応の徹底について(令和7年5月22日)」(消費者庁)
※2 「公益通報者保護制度検討会 報告書」(消費者庁)
執筆者
KPMGコンサルティング
シニアマネジャー 荒尾 宗明
シニアコンサルタント 柿野 和平