本ソートリーダーシップは、Leaders2050内の日本メンバーとグローバルメンバーの共同プロジェクトとして、環境・経済・社会にまたがる重要課題である食品ロス(とくに下流:小売・家庭)に焦点を当てました。

SDGsターゲット12.3(2030年までに食品ロス半減)の達成に向け、これまでの「コミットメント」中心の議論から、実装に向けた具体的なアクションへと進めることを目的としています。 

若手世代の視点で導く、食品ロス半減に向けた具体的アクション

私たちが本テーマに取り組む背景には、日々の業務と暮らしの両方で、過剰在庫や外観基準、プロモーション設計、日付表示の理解などが重なって下流でのロスが生まれている現実があります。こうした“設計と行動”の交差点に実効的な解があると考え、文献整理やケーススタディ、インタビューに加え、アジア・欧州・北米・オセアニアの若手180名超を対象としたグローバルサーベイを実施しました。調査では、将来的な購買力を持つ若年層の消費者としての期待・行動意向を明らかにするとともに、企業・政策に求められる役割を可視化しています。

本稿は、若手の視点を起点に、食品ロス削減に向けた実装ガイドとして位置づけられます。2030年は遠い未来ではなく、すぐそこに迫っています。次世代の声とデータを手がかりに、企業・行政・市民社会が連携し、食品ロスの半減という目標に向けて共に歩みを進めることを期待しています。

本テーマに関心をお持ちの方や、KPMGジャパンLeaders2050との連携をご検討の方は、ぜひお問い合わせください。

執筆者

KPMGコンサルティング
Climate Change & Decarbonization
シニアコンサルタント 呉 剣瓊

KPMGインターナショナル
ESG Assurance
マネジャー Mary Moyalan

本レポートの全文はこちらからご覧いただけます(英文)。

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