第3回 KPMG次世代論文コンテスト - 関西の未来
【ご応募の受付は終了しました】今までの経験をもとに、あなたが暮らす関西の姿、そしてあなた自身の未来を考えてみませんか。
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コンテスト結果
「世界に選ばれる関西の未来のために」というテーマの下、次世代の視点から広くビジネスに関連した斬新かつ関西地域を軸にした論文を募集しました。35件の応募論文に対して厳正なる審査を行いました結果、大賞1名、理事長賞※1組および優秀賞3名の方が入賞しました。
※大賞と甲乙つけがたい作品だったため、今回特別に設けました。
大賞
論文タイトル
自然災害対策の統合で構築する「安心できる関西」 - IKES (アイクス: Inter-Kansai Evacuation System) の事業計画 -(日本語PDF:467kb)(英語PDF:196kb)
受賞者
SEO HYEMIN(ソ・ヘミン)氏
大阪大学 法学部 法学科
受賞コメント
外国人留学生という私の立場からしか見ることのできない関西の魅力を、この論文を通じて発信したいと思いました。ひたすら新しい仕組みを取り入れたいという「ないものねだり」をするよりは、既存の強みを活かそうという姿勢が必要となる場合もあることを忘れないでください。
論文概要
2019年は関西にとってインバウンドが増加する一方で、自然災害による大規模被害を受けた年でもあった。防災や災害発生の情報提供は未だ訪日外国人には不十分であり、緊急時の行政が提供する情報や、個人のSNSなど、訪日外国人に対する情報発信は、一つのプラットフォームに集約されていない。正確で信頼性ある、プラットフォーム(Inter-Kansai Evacuation System、略称アイクス)が必要であると留学生の観点から著者は述べている。
このアイクスは、災害発生で通信障害が起きる可能性も想定し、訪日外国人がアイクスの対象である施設に赴き、助けや情報提供を求めることができる。
日本語を母国語としない人に対して、「安心できる関西」をいかに作るかという視点を盛り込み、既存の情報や施設を利用することで、現実的な提案として落とし込んでいる。
理事長賞
論文タイトル
中央卸売市場の廃止 関西を起点とした水産物流通の改革(日本語PDF:366kb)
受賞者
藤田 健司 氏、松清 広歩 氏
東京大学 文科2類、東京大学 文科1類
受賞コメント
今回の応募は、少し意外な角度から関西の魅力を捉えたいと思い、第一次産業を選びました。皆が気付いていないけれど実は大切なことは何か。常識にとらわれない自由な発想で応募してみてください。
概要
衰退しつつある第一次産業の中で、水産業に着目し、具体的な案を通じてその可能性を論じている。
関西地域における水産物の人気の高さや歴史的文化的な要素を述べつつ、中間流通である中央卸売市場を廃止し、代わりにEC(Electric Commerce)プラットフォームで取引機能を代替して漁場や産地卸売市場を拠点とした配送を行うという案を打ち出している。
水産業の衰退原因の1つ流通経路があるという著者の指摘は、豊洲市場ができた今、関西でのみ導入できる新たな施策として気概に富んだ内容となっている。
優秀賞
論文タイトル | 氏名/大学 |
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オーバーツーリズム化する京都をMaaSはどう変えるか-京都市東山区を例として- | 清水 祐哉 氏 京都大学大学院 農学研究科 応用生物科学専攻 |
データ活用が導く、関西ミュージアム構想 | 蔦尾 亮太 氏 関西学院大学 商学部 |
一つの水系を中心とする循環型観光地へ | 小坂 真琴 氏 東京大学 医学部医学科 |
表彰式
入賞者には、2020年1月22日(水)に開催された表彰式(場所:インターコンチネンタルホテル大阪)において、賞状と賞金が授与されました。
コンテスト概要
テーマ | 世界に選ばれる関西の未来のために |
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応募資格 | 関西※1に居住・通勤・通学経験のある17~25 歳 の社会人、学生
※1関西とは大阪府、京都府、兵庫県、滋賀県、奈良県、和歌山県の2府4県を指す |
字数 | 3,000~8,000字程度(A4サイズ2枚程度から・要約不要・タイトル含む) |
応募期間 | 2019年9月1日~10月31日 23:59まで |
賞 | 大賞:賞状および30万円 優秀賞(数点):賞状及び10万円 佳作(数点):賞状及び5万円 |
審査員 | 日本経済新聞社 編集委員 竹田 忍氏 ※2コンテスト開催時点の情報 |
後援・協力
大阪府
HELLO,VISITS