CSR活動方針

KPMGジャパンのCSR活動方針についてご紹介しています。

KPMGジャパンのCSR活動方針についてご紹介しています。

CSRについての考え方

KPMGジャパンは、本業分野、社会分野、環境分野の分野においてCSR活動を推進していくことにより、新たな付加価値とカルチャーの創出に努めていきます。

KPMGジャパンのCSR活動に対する考え方は以下の通りです。

  • 本業を高い品質で遂行することがCSRの基本
  • 私たちの専門知識・経験をより幅広い領域に活用していくことで貢献
  • これに加えて、企業市民(Corporate Citizenship)としても社会に貢献

CSRミッション

KPMGジャパンは、本業分野、社会分野、環境分野の分野においてCSR活動を推進していくことにより、新たな付加価値とカルチャーの創出に努めていきます。

「私たちは、企業市民として社会の一員であることを自覚し、*1
プロフェッショナルとしての責任を果たすとともに、*2
私たちを支えている社会および環境を*3
より豊かなものとするために、*4 誠実に行動します*5」

*1:私たちは、企業市民として社会の一員であることを自覚し、
法人として、また構成員ひとりひとりが、社会と相互依存関係にあり、社会により活かされていることを再認識することが、CSR活動の出発点であり、それが「自覚」するということです。社会の一員である以上、法令遵守(コンプライアンス)や企業倫理の確立は当然の責務です。

*2:プロフェッショナルとしての責任を果たすとともに、
監査・税務・アドバイザリーなどの職務遂行を通じて、クライアントや資本市場の発展、公正な社会の実現に貢献するとともに、専門知識や培った能力を活かした社会貢献に努めるものとします。

*3:私たちを支えている社会および環境を
「社会」とは、KPMGジャパンを取り巻くコミュニティーのことであり、私たちは各々に対して、「公正な社会の実現」を目指しています。「環境」とは、すべてのコミュニティーを支えている基盤です。私たちはその基盤である地球環境をよりよき状態に保全していくことを自らの責務と自覚し、その保全に貢献します。

*4:より豊かなものとするために、
利益・時間・知識など、私たちの所有する「価値(Value)」を社会および環境に還元することで、社会の発展や環境の改善に貢献することです。

*5:誠実に行動します
「誠実に行動します」とは、企業市民としての自覚に基づき、持続的に社会および環境の豊かさを真摯に追求していくことです。

KPMGジャパンのCSR経営の価値要素

KPMGがグローバルに共有している価値観「Our Values」の中にある「コミュニティーのための取り組みを行う」という行動規範や、あずさ監査法人の基本理念の中にある「公正な社会の実現」、「社会・クライアント・組織員の満足度」といった方針に基づき、KPMGジャパンはCSR活動を推進しています。

監査法人においては、主たる業務である監査やアドバイザリー業務自体が資本市場を支える重要なインフラであり、社会的使命が高いということから、本業である監査やアドバイザリー業務の品質を一段と高め、これらの提供を通じて公明正大で透明な社会を創ることに貢献していくこと、すなわち「本業を通じての社会貢献」が、私たちにとって一番重要なCSR活動であると考えています。

また、本業である会計監査やアドバイザリー業務を通じて培ってきた知識、経験、および人材を他の社会分野に対してより能動的に活用していくことにより、KPMGジャパンらしいCSR活動を展開していきます。

さらに、Corporate Citizenship、つまり企業市民の一員として、現在問題となっているさまざまな社会的課題や、地球規模での取り組みが必要となっている環境問題に対しても目を向け、貢献していきたいと考えています。

KPMGジャパンは、上記のような視点に基づき、本業分野、社会分野、環境分野の3分野を対象領域とし、それぞれの分野においてCSR活動を推進していくことにより、新たな付加価値とカルチャーの創出に努めていきます。

あずさ・KPMGグループのCSR経営の価値要素概念図
CSRコンセプト図

ステークホルダー

KPMGジャパンは、組織のステークホルダー(利害関係者)を次のように捉え、これらのステークホルダーに対する責任、すなわち社会(KPMGジャパンを取り巻くコミュニティー)に対する責任を果たすことを目指しています。

主なステークスホルダー ステークスホルダーへの主なコミットメント コミットメントの実現を目指すための手段

資本市場

  • クライアント
  • 投資家
  • 高品質で付加価値のあるサービスの提供
  • クライアントおよび市場のニーズへの対応
  • クライアントおよび資本市場の健全な発展に対する貢献
  • 厳格な品質管理体制
  • ACCESS活動によるサービスの改善
  • 研修制度の充実による品質の向上

政府および業界

  • 政府、各省庁
  • 会計士業界等
  • 業界および制度の健全な発展に対する貢献
  • 委員派遣や出向による人材の提供
地球環境
  • 地球環境問題への対応
  • 事業活動による環境負荷の低減
  • 地球環境問題への対応に貢献するサービスの提供
地域社会
  • 地域社会の健全な発展に対する貢献
  • 組織および個人による社会貢献活動
  • NGOおよび地域社会とのパートナーシップ
  • 社会貢献活動に対する支援体制の整備
国際社会
  • 公正なグローバル社会の実現に対する貢献
  • KPMGインターナショナルのメンバーファームとしての貢献活動
  • KPMG Global Projectを通じての国際貢献

職場

  • 社員、職員、家族
  • 自己実現および発言の機会均等
  • 適正な評価および報酬
  • ワークライフバランスの推進
  • 働きやすい職場環境
  • 人材マネジメントツールの充実
  • 多様性を尊重する人事制度の整備
  • 職員とのコミュニケーションの促進
  • 安心して働くための対策・諸制度の充実

CSR推進体制

KPMGジャパンのCSR活動は、2007年4月1日にあずさ監査法人内に理事長直轄プロジェクトとして「CSRプロジェクト」を設置したことから本格的に始まりました。1年の検討の結果、法人のCSRミッションや基本方針を策定するとともに、2008年4月1日付で従来からの広報室を広報・CSR室に改組し、組織的な位置付けを明確にしました。

2008年9月には、KPMGジャパン全体でCSR活動を推進していくために、「CSR推進委員会」を設置するとともに、全国の事務所および事業部/部ごとにCSRサポーターを任命し、さまざまなCSR活動を組織的にサポートする体制を整えています。

また、ロンドンを拠点とするKPMGのGlobal Corporate Citizenship Groupと連携を取りながら、KPMGのメンバーファームとしてグローバルな活動も推進しています。

ボランティア休暇制度

社会貢献に対する意識を法人全体で醸成していくために、2008年5月に導入しました。職員の社会貢献活動を支援するため、1年度に1日の有給休暇が付与されます。会計士やプロフェショナルとしての知識や経験を社会に還元するプロボノ活動(社会貢献のための営利目的でない助言や相談業務)や社会福祉、地域貢献、環境保護に関する活動などを対象としています。