KPMG FASは、事業の深層的な優位・劣位性を決める技術資源を技術デューデリジェンスにより分析・評価します。また、知的財産デューデリジェンスにて特許分析を通じた技術の独占性を分析・評価します。

知財・技術分析の位置づけ

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技術ポートフォリオ分析

自社及び対象会社保有技術の位置付けを可視化することで、技術資源配分最適化の方針を策定します。特に将来の成長源泉となる途上技術と競争優位源泉となる戦略技術を適切に位置付けることで、知の探索と知の深化を両立する破壊的・持続的イノベーションの創発を設計します。

技術ポートフォリオの考え方

 

技術の優位性評価の分析事例

要素技術を基本機能と差異化機能に分類し、技術諸元(スペックレベル)で優位性・劣位性を技術開発の進歩度合いを包含して評価します。また、要素技術の優位性が成立する参入障壁と技術資源も特定します。

スペックレベルの技術障壁と必要な経営資源と投資額を調査・分析

 

特許データベースを活用した対象要素技術のデータ収集とデータクレンジング

対象会社および競合の特許情報から、各分析に必要な情報のみを選定し、データ加工から分析までを効率的に遂行します。分析の前処理として、各要素技術の以下のようなデータの収集及びクレンジングを実施します。

  • パテントファミリと出願単位の集計判別
  • 権利保有中であるかの判別
  • 被引用回数と引用元特許情報
知財分析の枠組み

 

知的財産DDの分析目的に応じたデータ項目の整備

知財分析では、収集すべき対象会社の各要素技術を適切に分類した上で、詳細に分析を行い、以下の事項を導き出します。

  • 対象技術の知財分布状況
  • 対象技術の独占的保状況
  • 対象技術の競争優位状況
知的財産DD分析に必要となる主なデータ項目

 

対象会社の特許状況分析

保有特許については、要素技術ごとに(1)有技術(2)独占的保有性(3)競争優位性の3つの観点で分析を行い、下記の事項を把握します。

  • 保有特許(要素技術/発明名称/出願番号/公開番号/特許番号)
  • 研究開発投資に関する積極性と変遷状況及び注力技術領域の特許動向
  • 共同特許出願人状況の把握による対象会社との関係性
  • グローバル権利保有状況
  • 対象技術領域の特許シェアと特許文献間の引用・被引用関係に基づく競合優位性
  • 特許出願の経年推移とプレイヤー毎のエントリーとリタイア期間の把握による競合技術動向
知財分析の論点と分析事項

 

技術・知的財産分析チーム

理工系バックグラウンドとイノベーション・マネジメント(技術経営)の実績を有するメンバーで支援します。データアナリティクスチームとも連携し、最先端の分析メソドロジーを活用して、技術・知財インテリジェンスを提供します。