春節が明け、中国での新しい虎年の1年がスタートしました。2021年の中国経済は概ね回復基調を維持し、後半に成長率が鈍化しました。 年間経済総額は114兆元(約17.7兆米ドル)に達し、2020年と比較して米ドル換算で3兆米ドル以上増加しました。17.7兆米ドルは世界銀行が確認している190か国のGDP総額の約20%に相当します。また、この1年間の増加分は、英国の総経済規模に匹敵します。成長率が鈍化したとはいえ、中国で毎年創出される経済規模の大きさに圧倒されるとともに、市場としての魅力の大きさを改めて認識します。また、中国の着実な経済成長により、2021年の一人当たりGDPは約12,500米ドルとなり、世界平均を上回り、世界銀行が定義する高所得国(2021年12,695米ドル)に近づいてきています。都市部を中心に豊かで便利な生活環境が実現されており、私たちの日々の生活でもQuality of Lifeを実感しています。デジタル・テクノロジーを活用したさまざまなサービスが多方面で展開され、中国の生活は日々進化しているといえます。