第7号 ご挨拶
中国は2030年までに炭素排出量のピークを迎え、2060年までにカーボンニュートラルを達成するとしており、経済成長と排出量削減のバランスを取りながら、非化石エネルギーの開発を進めていきます。消費の拡大と投資の促進に重点を置き、統一された国内市場の構築を目指す中で、従来の消費パターンを改善しつつ、新しい消費パターンを開発する必要があります。第14次五カ年計画期間中に中国の人口の14%以上が65歳以上となり、緩やかな高齢化の段階に入るため、人口の高齢化に積極的に対応することは国家戦略となっています。これらの諸問題に対応し、経済発展を追求する中で、インターネットやモバイルインターネットを基盤としたインターネット経済から、7つの主要産業(クラウドコンピューティング、ビッグデータ、IoT、産業インターネット、ブロックチェーン、AI、VR/AR)を基盤としたデジタル経済が中国経済の重要な原動力となっていきます。
KPMG中国
GJP中国総代表
高部 一郎