秋から冬に入ってきて、コロナの感染者数が世界中で増えてきました。上海でも先日、数名の感染者が出ましたが、本人は入院して隔離措置。当局は濃厚接触者の履歴を追って対象者全員に核酸検査を実施し、陰性を確認する等、これまで確立されてきた初動対応で感染が広がるのを未然に防いでいます。デジタルを駆使した「中国速度」での対応は、リスクをポイントで絞り込み、焦点を当てた即時対策を実現しています。従来のアナログやマニュアルの作業では実現することがほぼ不可能なことが、普通の生活インフラとして浸透し始めています。中国のライフスタイルは劇的に変化し、この変化は多くの中国で暮らす人々の生活を改善しています。デジタル環境は、デジタル速度で進化していくでしょうから、中国はますます速度を上げて、新しい中国を創り続けていくものと思います。今回ご紹介するオートモティブサーベイでも、自動車エコシステム全体が「新しい日常」に向かって変化し続けていく中での世界中のコメントがまとまっています。是非ご一読ください。

KPMG中国
GJP中国総代表
高部　一郎

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