KPMGシンガポールのフォレンジック部門は、下記の通り、不正調査・予防、危機対応等に関するさまざまなサービスを提供しています。
金融ハブとしての戦略的ポジショニングを確立したシンガポールは、投資活動のための強力なグローバルハブに至るまでの成長を遂げました。一方で現地でのビジネスには、不正行為の巧妙化、組織的犯罪やテロリズム、法規制の複雑化、テクノロジーを巡る課題、国境を越えて生じる係争、益々複雑化する供給・流通チャネルを通じた見ず知らずのビジネスパートナーとの取引への依存といった、世界的現象ともいえる新たな脅威や課題が伴います。
自社に悪影響を及ぼし得る状況に対し効果的なモニタリングと迅速な対応を実施できる体制が整っていれば、いち早い適切な対応につながり、組織の財務、評判、事業への影響を抑えることができます。KPMGのフォレンジック部門では、企業が直面する重大なリスクに対処するためのさまざまなツールやサービスを提供しています。
KPMGのフォレンジック部門は、世界各国に総勢約5,000名のプロフェッショナルを擁し、状況に応じて、現地語を話せる人材や現地の法規制に精通した人材、現地の慣習を理解している人材などを配置して、最適なチームを組成します。また、調査にあたるプロフェッショナルは、長年の豊富な調査経験から専門スキルと鋭い視点を兼ね備えています。規制当局に勤めていた経験のある人材や司法関係の専門家としてのキャリアを歩んできた人材もいれば、不正会計、監査、事業、金融、テクノロジーなどの分野で豊富な経験を有する人材もいます。さらに、各分野・業界の会計、財務報告、規制要件に関する知識を有するプロフェッショナルも多数在籍しています。
- 複雑な状況を打破する優秀な人材
- 現地におけるプレゼンスの高さと国外のKPMGプロフェッショナルの活用
- KPMG共通の不正調査手法とチーム間の連携体制を通じた一気通貫のサービス
各サービスの紹介
| カテゴリ | 内容 |
|---|---|
| 不正リスク管理 |
・不正を予防・発見するための管理体制の構築支援 ・不正リスク評価、不正リスク管理に関するアドバイス、大型プロジェクトにおける不正リスク対応 |
| データアナリティクス |
・クライアントのプロセスとニーズに合わせたモニタリング体制の設計、構築、導入 ・AIを活用したモニタリングソリューション、KPMG独自の分析フレームワーク(KPMG Rapid Analytics Deployment Framework)の導入 |
| 不正調査 |
・クライアント内部の不正およびクライアントを標的とした不正の調査 ・ヒアリングや対象取引の調査を通じた、不正・不祥事、贈収賄・汚職、マネー・ローンダリング行為、ポリシー違反の検知・調査 |
| 係争支援 |
・契約違反の調査、契約に関する係争における仲裁の支援 ・係争に関するアドバイスの提供、仲裁、第三者会計機関または裁判所に任命された専門委員としての対応 |
| フォレンジックテクノロジー |
・データの調査・確認、データセットの整理・分析、認証状況の確認 ・証憑データの復元、データアナリティクス、記録情報の管理、証憑および証拠開示の管理 |
| サイバーセキュリティ対策 |
・テクノロジーの活用が進む環境下で発生する、サイバーセキュリティに関する複雑な課題に対するソリューションの提供 ・サイバーガバナンス、サイバーテクノロジー、サイバーディフェンス、サイバーフォレンジック |
| マネー・ローンダリング対策 |
・リスク評価、ベンチマーク分析、ギャップ分析 ・AML・制裁監視ツールの開発・導入 ・行政処分対応のための改善支援 |
業務実績
| 業界 | 詳細 |
|---|---|
| 製造業 | クライアントに対し、不正リスク、ギャップ分析、データアナリティクスに関する研修を実施し、事業運営におけるリスクを検知・抑制する体制の強化を図りました。KPMGによる対話型研修を通じ、従業員の直面する「実在するリスク」をマネジメントが把握することが可能になっただけでなく、組織における不正リスクに対する意識を高めることにもつながりました。 |
| 製造業 | 大手日系企業のASEAN地域内の子会社について、データアナリティクスを活用した調査を実施しました。本調査により、不正取引であることが疑われる取引が数多く見つかった他、内部統制における不備も検知されました。調査結果に基づき、潜在的不正の顕在化を防ぐための内部統制の改善を提案しました。 |
| IT | クライアント企業において、複数のシステムインテグレーターの関与による循環取引の疑いが生じたのを受け、不正調査業務を受託しました。クライアントの総勘定元帳、調達、売上データの分析の他、調査対象企業の従業員のPCやメールでのやりとりを確認した結果、不正の疑いのある取引の詳細や不正行為者間で使用された隠語が検出され、循環取引が実際に行われた可能性が示されました。クライアント企業においては、KPMGによる検出事項に基づき、本不正取引の全貌を明らかにすることができました。 |
| 銀行業 | 外資系銀行のシンガポール支店に対し、本社が開発した「AML(アンチマネー・ローンダリング)・制裁遵守モニタリング制度」をシンガポール支店向けにカスタマイズする支援を実施しました。KPMGでは本制度の仕様を確認し、支店の事業内容に加え、シンガポールの規制に基づく要件・期待や、業界におけるリーディングプラクティスを考慮した上で推奨事項を提示しました。また、シンガポール支店においてカスタマイズ済みの制度を導入するにあたりコンプライアンス部門向けのガイダンスも提供しました。 |
KPMGシンガポール フォレンジック部門
不正会計、法務、テクノロジーの専門家をはじめ、約90名のフォレンジック分野のプロフェッショナルが在籍しています。規制対応、契約ガバナンス、各種調査における豊富な経験を持つプロフェッショナルが、案件の目的と戦略に沿ったサービスを提供します。