有限責任 あずさ監査法人(東京都新宿区、理事長:山田 裕行)の、CFOアドバイザリーを展開するアドバイザリー統轄事業部、Digital Innovation & Assurance統轄事業部と、KPMG AiXは、予測AIと生成AIを活用し、企業の継続的な業績予測と機動的な意思決定を支える「AIを活用したローリング・フォーキャスト実装支援サービス」の提供を開始します。予測モデルの構築にとどまらず、業務プロセスの設計からシステム・データ基盤の整備まで、一体的に支援します。
為替レートや原燃料価格の急激な変動、サプライチェーンの混乱、地政学リスクの顕在化など、経営環境の不確実性が高まっています。多くの企業では、時間と労力をかけて精緻な計画を積み上げていますが、環境変化によって策定時の前提が崩れ、計画が早期に実態と乖離することがあります。また、担当者が予算と実績の差異分析や報告に追われ、将来の業績見通しや具体的な対応策を十分に議論できないという課題も見られます。
こうした状況を踏まえ、従来の計画策定や予実管理に加え、経営環境の変化を継続的に将来予測へ反映し、意思決定のスピードと質を高める経営管理の仕組みが求められています。
ローリング・フォーキャストは、固定的な年度や会計期間にとらわれず、常に12ヵ月後、18ヵ月後など一定期間先までの業績を継続的に予測・更新する経営管理手法です。経営環境や前提条件の変化を迅速に予測へ反映することで、将来を見据えた機動的な経営判断を支えます。
あずさ監査法人は、デジタルアドバイザリーとCFOアドバイザリーの知見を組み合わせ、予測モデルの設計・構築、生成AIを活用した分析・意思決定支援、データ連携・システム基盤の整備、さらに予測結果の活用やモデルの評価・更新を含む運用プロセスの設計まで、AIを活用したローリング・フォーキャストの実装を一体的に支援します。
主な支援内容
1)業績予測に活用する主要ドライバーの探索
社内データに加え、マクロ経済指標などの外部データも対象に、相関分析や因果分析を活用しながら、業績に影響を与える主要ドライバーの特定を支援します。
2)データ特性に応じた予測モデルの設計・構築
主要ドライバーの影響期間や特性を踏まえ、機械学習・統計アルゴリズムと業務ロジックを組み合わせた予測モデルを構築します。迅速な予測更新やシナリオ分析を可能にし、予測の根拠となる要因や影響度の可視化を支援します。
3)生成AIを活用した予測結果の分析・意思決定支援
予測結果、予算・目標との差異、主要ドライバーの変化などの分析結果を生成AIによって整理・解釈し、重要な変化やその背景、対応策の仮説を提示します。数値分析やモデルによる評価と生成AIによる自然言語での解釈を組み合わせることで、予測結果を人による意思決定と具体的なアクションにつなげる仕組みを構築します。
4)ローリング・フォーキャストを定着させる業務プロセス設計
予測の客観性を保つための運用方針・ルールを整備するとともに、予測更新、結果分析、アクション検討の一連のプロセス、会議体、役割分担を設計します。
5)ローリング・フォーキャストを支えるデータ・AI基盤の整備
需給、生産、在庫、販売、市況など、予測と意思決定に必要な社内外データを収集・統合します。既存データ基盤への組み込みやEPMの導入など、企業の現状に応じたシステム・データ基盤の構築を支援します。
KPMG AiXについて
KPMG AiXは、KPMGアドバイザリーホールディングス株式会社を中心として、有限責任 あずさ監査法人、KPMGコンサルティング株式会社、株式会社 KPMG FAS、株式会社 KPMG Forensic & Risk Advisory、KPMG税理士法人、株式会社 KPMG Ignition Tokyoなどから400人規模の専門人材を結集させた、アドバイザリー領域におけるAI変革(AI Transformation)を総合的に支援する横断組織です。
あずさ監査法人について
有限責任 あずさ監査法人は、全国主要都市に約7,000名の人員を擁し、監査証明業務をはじめ、財務会計アドバイザリー、内部統制アドバイザリー、ESGアドバイザリー、規制対応アドバイザリー、IT関連アドバイザリー、デジタル・データ関連アドバイザリー、スタートアップ関連アドバイザリーなどの非監査証明業務を提供しています。
金融、テレコム・メディア、テクノロジー、パブリック、消費財・小売、ライフサイエンス、自動車等、産業・業種(セクター)ごとに組織された監査事業部による業界特有のニーズに対応した専門性の高いサービスを提供する体制を有するとともに、KPMGインターナショナルのメンバーファームとして、138の国と地域に拡がるネットワークを通じ、グローバルな視点からクライアントを支援しています。