KPMG米国のボードリーダーシップセンターは、2026年の米国企業の取締役会および取締役会の委員会の議論において留意すべき点を「取締役会アジェンダ」および「委員会アジェンダ」として公表しました。取締役会アジェンダおよび監査委員会アジェンダについては、日本語訳も作成し、米国企業の取締役会における最新の論点をご紹介しています。
取締役会アジェンダ2026
- 会社の戦略(特にシナリオプランニング、アジリティ(機動性)、危機管理計画、レジリエンス)への取締役会の関与を再評価する
- 企業のAI戦略および関連するリスクとビジネスチャンスを理解し、テクノロジーの導入と活用に関するガバナンス体制および人材/労働力のニーズを注意深く監督する
- 企業のデータガバナンスの枠組みやプロセスの適切性を検討する
- 企業のサイバーセキュリティガバナンスの枠組みやプロセスが現実に対応できているかどうかを評価する
- 重要なサステナビリティの課題をリスクや戦略に関する議論に常に組み込み、サステナビリティ関連の報告要件および株主からの期待に対しての経営者の準備状況を監督する
- 取締役会とCEOの健全な関係を維持する
- 取締役会および委員会のリスク監督責任ならびに各委員会への割り当てについて見直す
詳細は本文をご参照ください。
On the 2026 board agenda (English)
2026年版の取締役会の重要課題(日本語)
監査委員会アジェンダ2026
- 関税関連、経済、地政学上の変動性の影響が財務報告および関連する内部統制リスクに及ぼす影響に、引き続き焦点を当てる
- SECの計画している規制緩和や規制強化の動きならびにそれらが企業に与える影響について、経営者が監督できるよう支援する
- AI、サイバーセキュリティおよびデータガバナンスの監督における監査委員会の役割を明確にする
- テクノロジーが経理・財務部門の人材、効率性および付加価値に及ぼす影響を理解する
- 気候変動などサステナビリティの報告に関する新たな枠組み・基準に対する経営者の準備状況を監督する
- 監査品質の強化を図り、外部監査人と率直かつオープンなコミュニケーションを高頻度で行うことについての明確な期待水準を設定する
- 内部監査部門が財務報告やコンプライアンスに加えて企業の重要なリスクに焦点を当て続けられるよう支援する
- 監査委員会の構成メンバーとスキルセットを新たな視点で見直す
詳細は本文をご参照ください。
On the 2026 audit committee agenda (English)
2026年版の監査委員会の重要課題(日本語)
執筆者
KPMG US Board Leadership Center