自然資本・生物多様性対応は、「分析」から「実行」フェーズに移り変わりつつあります。本稿では、今後の自然資本・生物多様性対応のスタンダードとなるであろう、TNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース)の「自然移行計画に関するディスカッションペーパー(Discussion paper on Nature transition plans)」について背景と内容のポイント解説を行いました。
「ネイチャーポジティブに貢献する企業」と認められるためには、LEAPアプローチに基づく現状分析だけではなく、実効性のある移行計画が不可欠です。本ガイダンスには計画に含めるべき要素のフレームワークが整理されており、LEAP分析実施後、自然資本・生物多様性対応を実行に移すための有用なツールとなることが期待されます。
目次
- 自然移行計画とは、その策定が求められる背景
- 移行計画ガイダンス案の内容解説
- 実効性を伴う計画策定-まずはスモールステップから
- 今後の展開
執筆者
有限責任 あずさ監査法人
加藤 拓也/シニアマネジャー
KPMGあずさサステナビリティ株式会社
伊藤 杏奈/マネジャー