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      2024年4月、持続可能な開発のための世界経済人会議(World Business Council for Sustainable Development、以下「WBSCD」)は、2021年9月に立ち上げた不平等に取り組むイニシアティブであるThe Business Commission to Tackle Inequality(BCTI)が、2030年にブラジルで開催されるCOP30に向けて、80を超える企業・団体および3つの国連機関(国連グローバルコンパクト、ユニセフ、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR))とともに、その取組みを加速していくと表明しました。

      具体的には、2023年5月に発表した報告書“Tackling Inequality: An agenda for business action”に基づき、今後2年間において、報告書で示した10の行動指針のうち、次の4つを優先度の高いものと位置づけ、企業の取組みを促進させることを表明しました。

      • 人権の尊重
      • ネットゼロとネイチャーポジティブ経済への公正な移行
      • DE&Iの実現
      • 生活賃金と生活所得の向上

      BCTIは参加している企業・団体が一体となって、優先度の高いものを含む10の行動指針に基づき、自らやバリューチェーンの変革等の取組みを実践し、実践を通じた資本市場の改善に寄与するとしています。その上で、2025年の国連総会を中間目標とした上で、2030年にブラジルで開催されるCOP30に向けて、国連が採択した「持続可能な開発のための2030アジェンダ」の達成に向けた取組みを加速させていく方針を示しました。

      WBCSDのCEOであるPeter Bakkerは、「不平等に対する取組みは企業等の責任であるとともに、前向きな変化に向けた機会を提供するもの」とした上で、「企業は、行動力・説明責任・意欲をもって取り組むことで、より公正・公平な世界を実現することができる。10の行動指針の実践と、現在の課題の解決に、我々はコミットしていく」と述べています。


      執筆者

      KPMGサステナブルバリューサービス・ジャパン
      有限責任 あずさ監査法人
      シニアマネジャー 瀧澤 裕也

      KPMGジャパンは、社会的課題の解決を通じて、サステナブルバリューの実現を目指す組織の変革に資する的確な情報やインサイトを提供しています。

      KPMGは、企業の中長期的な価値向上の取組みとしてのサステナビリティ・トランスフォーメーション(SX)の実現を包括的に支援します。