ITコストの中で人件費の割合は大きく、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響による業績悪化の懸念などから、外部委託費を中心とした人件費の削減がこれまで以上に強く求められています。しかし、人的リソースはITシステムの安定稼働を支える源泉であり、また、COVID-19後に加速するであろうデジタルによるビジネスの成長戦略の土台となるものです。

KPMGは、仮説ベースのアプローチにより短期的な効果を挙げながら、中長期的な視点でも企業価値向上に資するリソースの最適な配置を追求し、ニューノーマル時代のIT組織へ変革するためのソーシング戦略の策定を支援します。

仮説アプローチによるクイックなコスト削減機会の特定

コロナ禍により企業の売上や利益は例年に比べ大幅に低下することが予想され、ITコストの削減、特に外部委託費などのキャッシュアウトを中心にした人件費の削減が、IT部門の喫緊の課題になりつつあります。
人件費の削減については、保守作業のキャッピングや現行の外部委託契約の見直しなどによるスコープや作業などの「対象の削減」、自動化、定型化による「作業の効率化」、そして外部委託先の見直しや内製化推進などの「内外製の適正化」の3要素があると捉え、KPMGは、これまで培ってきた各業種における豊富な知見から多くの削減施策の仮説を保有しています。
この想定仮説をスタートポイントとして、現行システムの簡易分析、リソースの作業分析、外部委託契約の精査などを通じて、実行力のあるコスト削減施策の立案を支援します。

コスト削減の3要素と想定仮説

コスト削減の3要素と想定仮説

システムと業務の可視化とソーシング戦略の検討

ITシステムの低コストでの安定稼働は引き続き求められるものの、今後も発生しうるCOVID-19のような緊急時の事業継続リスクの最小化や、ビジネスの成長をテクノロジーで支えるためのリソースとその配置に関する最適化の視点が強く求められます。またアプリケーションのビジネス上の重要度などの評価基準もCOVID-19の影響により変化しているはずです。アプリケーションポートフォリオとIT業務の可視化によりこれらの前提を整理し、現在のアウトソーシングの在り方、IT業務の内外製の分担の在り方、内製化の推進などの課題に向き合い、中長期でソーシング戦略を策定することが重要です。

システムと業務の可視化とソーシング戦略の検討

KPMGのアプローチ

KPMGは、緊急のコスト削減要求に対応した施策立案にとどまらず、現状の可視化、施策の分析を通じて、中長期の視点でのあるべきIT組織へ変革するためのソーシング戦略策定を支援します。

KPMGのアプローチ

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